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岡田 晴耕 2024.02.16

浴室リフォーム実例紹介【菊川市Y様邸】

みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ内海建設の店長・岡田です。

今年は暖冬ですが、寒い日には急激な温度変化によって「ヒートショック」とみられる入浴中の事故が増える傾向にあります。亡くなった人の数が交通事故の3倍ほどというデータもあり、これから寒さがぶり返す恐れもあるため、普段から注意が必要です。

現在、窓のリフォームと一緒に浴室などの水回りをリフォームすると、お得な補助金を利用できますので、心配な方は、このチャンスにリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
今回はそのご参考に、補助金を利用して浴室と脱衣室をリフォームした実例をご紹介します。

【菊川市 Y様邸】
浴室・脱衣室のリフォーム工事


●リフォームのきっかけ

Y様のお宅は、当社で建てた築30年の木造住宅。最近になって水回りの老朽化が気になり始めたため、浴室のリフォームを計画されました。

当時のユニットバスは、現在のものほど断熱性が高くないため、浴槽のお湯が冷めやすく、床が冷たいというデメリットがあります。特に最近は、お子さんが建てた新しい家に泊まりに行き、「昔と今のお風呂の違いに驚いた」といってリフォームを希望される方が多いです。皆さんのお宅でも、老朽化や冬の寒さ、掃除のしづらさといったお困りごとがある場合には、リフォームをお勧めします。

●主なご要望

Y様にはお子さんが3人いらっしゃったため、新築当時は子どもをお風呂に入れるときに広々と使えるようにと、1.25坪サイズのユニットバスを採用しました。その後、お子様たちが成人して巣立ち、大きなお風呂は必要なくなったため、今回のリフォームではユニットバスを1.25坪から1坪サイズに変更することにしました。

ユニットバスを交換する際には、脱衣室の入り口付近の床をはがす必要があります。そのため、ほとんどのお客様はユニットバスと一緒に脱衣室のリフォームも行います。
特に、Y様のお宅では、ユニットバスのサイズを小さくするため、必然的に脱衣室も一緒にリフォームすることになりました。
また、ユニットバスが小さくなる分、脱衣室のスペースを広くして、収納棚や人気のガス衣類乾燥機「乾太くん」を導入することにしました。


●事前調査

リフォームの前には、必ず現場の事前調査を行います。
Y様のお宅の浴室と脱衣室付近の事前調査では、老朽化による傷みがあちこちにみられ、洗濯機のエプロンから水が少し漏れていることもわかりました。

●ユニットバスのメーカーと製品選び

当社ではLIXILの製品だけでなく、お施主様のご要望に応じて他のメーカーの製品も扱っています。メーカーによってデザインや機能、素材感、浴槽の入り心地などに違いがあるため、お施主様の好みによって自由にメーカーや製品をお選びいただいています。
そのため、お施主様を各メーカーのショールームにご案内して、現地で詳しい説明を聞いたり、実際に浴槽の中に入ってみていただいたりしています。

Y様ご夫妻の場合は、TOTOとLIXILのショールームを見学し、色々と検討を重ねた結果、TOTOのユニットバス「サザナ」のシリーズに決定! 
選んだ決め手になったのは、床の柔らかさや、浴槽の背もたれが体にしっくりとフィットしたことなどです。色の組み合わせは奥様が主導で選び、グレーと黒を基調としたスタイリッシュなデザインに仕上がりました。


●浴室のリフォーム内容

浴室は、ユニットバスのサイズを小さくして新しい製品に交換するだけでなく、もともとあった出窓のサッシをシングルガラスからペアガラスに変更することにしました。
ユニットバスを新しくするだけでも、室内や浴槽の断熱性がかなり高まりますが、窓ガラスを交換したことで断熱性がさらに高まり、窓から侵入する寒さを防ぐことができます。

ユニットバスは、最近新築された息子さんご夫妻のアドバイスで、棚や収納はあまり設けず、掃除がしやすいようにシンプルな造りにしました。

また、出窓のカウンターは、サッシ屋さんのはからいで、以前貼ってあった大理石調の素材を取っておき、きれいにして再利用することにしました。


●脱衣室のリフォーム内容

脱衣室は壁と床の断熱材を入れ替え、窓に内窓を敷設したことで、断熱性がかなり向上しました。配管も老朽化している箇所を新しくしました。

また、以前からバスタオルを手すりに掛けて乾かす習慣があったため、タオルの湿気が脱衣室内にこもらないように、壁の一部にキッチンパネルを貼りました。

さらに、脱衣室にはリンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」を導入。息子さんのご自宅で既に「乾太くん」を使っていて、とても便利だと聞いたので採用することにしたそうです。「乾太くん」を導入するには、新たにガスの配管を行う必要がありますが、窓の隣に「乾太くん」を設置するため、配置や配管には特に苦労しました。

床のクッションフロアも、奥さまがこだわり抜いてセレクト。高級感のあるホテルライクな雰囲気に仕上がりました。


●施工後のご感想

浴室・脱衣室のリフォームが完成すると、向かいに住んでいる息子さん一家がすぐにお風呂に入りにきて、大好評だったそうです。

デザインも奥様のイメージ通りに仕上がり、理想のバスルームを実現できたと大変喜んでいただけました。

脱衣室は断熱効果が高まっただけでなく、入り口に小さな赤外線のストーブも設置。寒い日には入浴前にストーブを入れておけばいいので、ヒートショックの心配もなく、冬でも安心・安全・快適に入浴できるようになりました。

さらに、補助金を12万円利用でき、お得にリフォームが叶いました!

・・・・以上、浴室・脱衣室のリフォーム事例をご紹介しましたが、皆さんのお宅の浴室・脱衣室の使い勝手はいかがでしょうか?
築50年以上経ったお宅でも、タイル張りで深い浴槽の浴室を、安全・快適で掃除がしやすい最新のユニットバスに変更することができます。その際には、壁や天井高などが製品のサイズにマッチするかが重要ですが、たとえ天井高が低めでも、マンション用のユニットバスで対応するなど、大概の場合は設置可能です。
「うちはできるのかな…」と心配な方は、ぜひ一度気軽にご相談ください。

お電話でも、お問合せフォームでも、もちろん直接ショップにご来店いただいても構いません。

また、今回ご紹介したY様は当社で家を建ててくださったお客様で、先般、ガレージ建築の事例でもご紹介させていただきました。そちらもぜひ併せてご覧ください。

文:LIXILリフォームショップ内海建設 店長 岡田

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