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社長 晴耕 2023.09.25

ガレージ建築のお施主様インタビュー【前編】

みなさまこんにちは。内海建設 社長の内海です。
クルマやバイク好きにとって、ガレージは憧れの空間。単に車を格納するだけでなく、趣味の道具を集めて自分時間を楽しむ場所や、仲間と集う場所など、多目的に利用できる「男の隠れ家」的な存在でもあります。

今回は、そんな憧れのガレージ空間を実現した、N様の施工事例をご紹介します。

まず、前編ではガレージの簡単なご紹介と、ガレージをつくることにしたいきさつ、こだわりなどについてご説明します。

はじめに・ガレージのご紹介

Nさんのガレージは、切り妻の屋根とガルバリウム鋼板の外壁でモダンにデザインした外観は、一見すると何かのお店のような雰囲気です。

ガレージの内部には、ご主人の愛車のポルシェのほか、バイクが2台と天井にカヌーが1艘吊るしてあります。他にも、ダイビング・スキー・スノーボード・サイクリング・カメラ・キャンプ道具など、ご主人の趣味の道具やアメリカン雑貨などがいっぱい。まるで大人のおもちゃ箱のような、隠れ家的空間です。

さらに、ガレージの一部には、仲間と集うカウンターバースペースも設けました。アンティークが好きなご夫妻のセンスとこだわりが活かされた贅沢な空間は、都心の瀟洒なバーのよう。バーとガレージの間に大きなガラス窓を設けてあり、愛車を眺めながらお酒を楽しめます。

『お施主様インタビュー

【古い倉庫の木材を再利用して、ビンテージ感あふれるガレージが実現】

内海 今日はよろしくお願いします。このガレージは、当社で設計・施工をさせていただいたので、私たちは何から何までよく存じておりますが、今回はブログを通じて皆さんにNさんのガレージづくりをご紹介したいので、あらためていろいろお話を伺います。まず、ガレージをつくることになった経緯を教えてください。

ご主人 もともとここの場所に土地を持っていて、使っていない木造の倉庫も別の場所にありました。その倉庫もガレージとして使えたんですが、内海社長が「その倉庫を解体し、木材を再利用して、別の所有している土地にガレージを建てられますよ」と教えてくれたので、「じゃあ使おう」っていうことになったんです。

内海 そうですね。古い倉庫を解体して、骨組み部分の一部を移築したという形になりますね。

ご主人 建ててから相当になる古い倉庫だったから、最初はそんなことできるのかな・・・と思ったけれど、内海社長が「木材は伐ってから年月が経つほど強度が出るから、釘も入らないぐらい硬くなるから、それを新しいガレージに使えますよ」と言ってくれたおかげで決心がついたんだよね。本当に、こんなにがっしりとして良い木材を無駄にしないで済んでよかったよ。ありがとう内海社長(笑)。

内海 ガレージやバーの天井に使われている梁が、まさしく以前の倉庫の古材なんですが、ここを建てて8年目になるけれど、やっぱりすごく良い味を出してますね。

ご主人 もとの材をきれいにしてから、柿渋で塗装をして仕上げたんだよね。バーのコーナーに使ってある梁は、大工さんが手斧で梁の表面をはつってくれたから、余計に表情が豊かだよね。


【シニアライフを見据えて、憧れのガレージを実現】

内海 そもそも、ガレージを建てたいと思ったのはなぜですか?

ご主人 もともとクルマが好きだったし、カッコいいガレージみたいな空間が流行りになったりもしたから、いずれは自分もガレージを建てたいという夢が前々からあったんです。だから、もう何年も前からガレージの雑誌を買い集めてよく読んでいたし、もし建てるならこんなふうにしたいな・・・という夢は膨らめていたんだよね。
それで、ガレージを建てたのが今から8年前くらいになるんだけど、当時は50歳後半だったから、人生の集大成というか、今後、仕事をリタイアしたら趣味を楽しむ空間が必要になるだろうな・・・という思いがどんどん強まって。

内海 そうなんですね、そんなに前からガレージを建てたいと思っていたとは知りませんでした。(笑)。

ご主人 だからもう、細かいところまで色々こだわったよね。設計段階から、ああでもない、こうでもないって、内海社長と話し合って。車の出入り口も、いろいろと検討した結果、今の向きに変更したんだよね。

内海 カヌーを飾る場所を決めるのも試行錯誤したね。

ご主人 そうそう。息子が子どもの頃に使ったカナディアンカヌーをどこかに飾りたいと思っていたんだけど、どうやって飾ったらいいかわからなくて、本当に悩んだね。でも、社長がこうやって天井に吊るしたらいいんじゃないかと提案してくれて、「いいね!それ」ってなったんだよね。

内海 それから先は、どうしたらカヌーをカッコよく見せられるかっていうことで、細かい角度まで検討して、カヌーを設置する角度を決めるための図面も作りましたよね。図面は今でも大事にとってありますよ。

ご主人 あとは、出入り口のシャッターにもこだわったし、ガレージの床にもこだわったよね。この床は、テーマパークとかでもよく使われている「スタンプコンクリート」といって、床面に様々な色や模様を映し出せる素材なんだけど、色や模様もかなり検討を重ねたうえで決めたんだよね。

内海 ガレージの内部の床にスタンプを使うのは珍しいと思いますよ。うちでも初めてだったし。あとは、ガレージに趣味の道具もしまいたいということで、棚の位置やサイズも細かく検討しましたね。Yさんはとにかく趣味が多いから。クルマだけじゃなく、スキーでしょ、スキューバダイビングでしょ・・・(笑)

ご主人 それに、カメラやアンティーク雑貨とかを飾る棚も欲しかったから、造ってもらったね。

内海 もう、ガレージというより、趣味の空間というか、大人のおもちゃ箱のような感覚ですね(笑)・・・ 

 (楽しい会話の続きは後編へ!)

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