晴耕雨読

晴耕 2020.08.17

失敗しない土地選びのポイント

皆様こんにちは。
今年は例年になく暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は『失敗しない土地選びのポイント』についてお話したいと思います。

早速ですが、マイホームの新築にあたって、まず必要なのは敷地の確保です。
住まいは建てた後でもリフォームや建て替えが可能ですが、敷地はそれができません。
だからこそ慎重に選ぶことが大切です。

■地盤が丈夫な土地を選ぶには
家を建てる際には、地盤が丈夫かどうかを最優先に確認する必要があります。地盤が脆弱だと、地盤改良などの追加工事が必要となります。地盤沈下や液状化現象を起こす危険性のある土地はできるだけ避けましょう。

では、地盤の丈夫な土地を選ぶにはどうしたらいいでしょうか。
ポイントを次にまとめました。

①地名や字に注意しよう
土地の地盤の状態を把握するには、古くから使われている地名や字名がヒントになる場合があります。地名や字名に次のような漢字が使われている場合には、地盤の状態に注意しましょう。

①低い土地を意味する漢字・・・谷、窪、沢、下、溝、沼など
②水辺そのものを示す漢字・・・川、河、岸、橋、堤、港など
③水に関連する漢字や部首にさんずいがつく漢字・・・池、沢、津、浜、江など
④水辺の動植物を示す漢字・・・萩、蒲、菅、蓮、鶴など

②昔の土地の用途を調べよう
地盤の状態を知るには、その土地が昔はどんな状態だったのかを知ると参考になります。国土地理院のホームページでは全国の古い地図や航空写真を閲覧できるので、候補地が決まったら一度確認しましょう。

国土地理院ホームページ
https://www.gsi.go.jp/top.html

■ハザードマップを確認し、災害に強い土地を選ぼう
日本は地震や台風、豪雨などの自然債が多いので、その土地が災害に強い土地かどうかをチェックしておく必要があります。国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、各自治体が定めたハザードマップをすぐに確認できます。土地を購入する前にぜひ一度チェックしてみましょう。

国土交通省ハザードマップポータルサイトはこちら
http://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/

■色々な時間帯や天候で、土地の様子を確認しよう
候補地が見つかったら、さまざまな時間帯でその土地の様子をチェックしましょう。確認朝や夕方の通勤時間帯になると道路が渋滞したり、夜に街灯が少ないので道を歩くのが怖かったりと、その時間帯でなければわからない様子を把握できます。
また、晴れた日だけでなく雨の日や強風の日なども現地を訪れて、排水溝や周囲の河川の状況、あるいは候補地に水が溜まっていないかなどを確認しておきましょう。

■地域の特色やご近所関係をリサーチしよう
たとえば、お祭りや自治会の集まり事が苦手な人が、それらがさかんな地域の土地を購入すると、入居後にストレスを感じる場合があります。また、ご近所に犬を多頭飼いしているお宅があったり、隣人がトラブルメーカーだったりして、思わぬ問題を抱えることになる場合も見受けられます。そんなことのないように、できれば事前に周辺地域の情報をリサーチしておきましょう。
周辺に住む知人などを頼ったり、現地でご近所の人に声をかけたり、地元の店舗に立ち寄って話を聞いたりと、できる範囲でやっておくと安心です。

■土地を購入する前に地盤調査を行おう
家を建てる前には、敷地の地盤調査を実施することが義務付けられていますが、既に土地を購入してから地盤調査を行うと、その結果次第で地盤改良が必要になる場合があります。また、その土地に以前他の住宅が建っていた場合は、既に地盤改良工事が施されている可能性もあり、新たに家を建てる際には地盤を掘り起こして補強用柱などを撤去しなければなりません。想定外の費用がかかるかどうかを事前に知っておきたい場合には、土地の売買契約の前に実費で地盤調査を行うのが確実です。費用は3~4万円かかりますが、多少不安のある土地をご検討中なら、やっておいて損はないと思います。

このように、土地探しの際にはさまざまな条件をじっくり検討する必要があります。
とはいっても、一般の方々がその土地の状況を細かく分析するのは難しいものです。
そこで、候補地を検討する際には、不動産会社だけに頼らずに住宅会社や専門機関といったプロにセカンドオピニオンを求めるのが得策です。

内海建設では、土地探しでお悩みの方や、候補地を決めかねている方のご相談を承ります。
どうぞお気軽にお声をおかけください。

文:代表取締役 内海 明

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