晴耕雨読

晴耕 2020.08.08

リフォーム事例紹介【掛川市S様邸】

みなさま、こんにちは。
菊川市の内海建設です。
毎日暑い日が続きますね!
築年数がかさんだお宅は、今の住宅ほど断熱・気密性能がすぐれていないため、せっかく冷房をつけてもなかなか効かない場合があります。
また、冬になると隙間風が吹いて寒さがこたえるといったお声もよく耳にします。
暑い時期には熱中症、寒い時期にはヒートショックの危険性がありますので、体の負担にならないように断熱リフォームをおすすめします。
そこで今回は、大規模リフォームによって暮らしやすい間取りだけでなく、断熱性も向上した事例をご紹介します!
 

【掛川市・S様邸】
ご夫婦と小学生のお子様が住まうSさんのすまいは、お父様から受け継いだ築60年の建物。
昔の造りなので隙間風による冬の寒さがお悩みでした。
また、使っていない部屋も多かったため、今の暮らしに合わせて年中快適で暮らしやすい住まいにしようとリフォームを決断されました。

築60年となると、建替えかリノベーション(大規模リフォーム)のどちらにするか悩みどころですが、Sさんの場合は、亡くなったお父様が遺してくれた家なので、リノベーションを選択されました。


旧宅では主に次のようなお困り事(課題)がありました。
①冬に隙間風が吹いて寒い
②敷地が細長いので日当たりが悪い
③地震に耐えうるか心配
④動線が不便
⑤使っていない部屋があってもったいない

そこで、話し合いを丁寧に重ねたうえで大規模なリノベーションを行った結果、上記の課題が次のように改善され、暮らしやすく、快適で、居心地の良い空間が実現しました。

①の課題→断熱・気密性能を向上してクリア
S様邸は隣地との距離が狭く、人が入り込む余裕もなかったため、外壁の改修はおろかサッシの取り換えも難しい状況でした。そのため、LIXILの室内窓『インプラス』を室内に設置し、断熱・気密・防音性が向上しました。また、床下や壁の内部、天井裏の断熱材を入れ替えたことで、クーラーボックスのように高気密・高断熱の空間が実現しました。
 

②の課題→開口部を増やしてクリア
窓を南北に新たに設け、採光を確保。さらに、広縁部分を吹抜けにしたことで上からも光が注ぎ、明るく開放的な空間が実現しました。



③の課題→耐震性・耐久性を向上してクリア
昔の建物は壁の筋交いが細かったり、金物でちゃんと固定されていなかったりすることが多いので、筋交いを金物で補強したうえで、構造用合板を張り、建物を面で支えるようにしました。
さらに、床を全部はがして防湿コンクリートを打ち、湿気が地面から上がってこないようにしました。この工事を行うと、床下の湿気の乾き具合が格段に良くなり、シロアリにも強く、耐久性が向上します。

④と⑤の課題→間取りを変更してクリア
二間続きの和室が暗くて居心地が悪かったため、二室をつなげてダイニングキッチンに一新。床にはクリの無垢材を張り、床暖房も設置。冬は足元からぽかぽかと暖かく快適です。
2階のフリースペースは、室内干しや子どもの遊び場として活躍。冬は床暖房をかけて室内窓を開けておくと、寝室の中まで暖かくなります。
キッチン、浴室、洗面といった水回りも一新し、洗面台は奥さまのご希望に合わせてオリジナルのものを造りました。動線も短縮でき、家事効率がアップしました。



ご自宅は掛川の街中にあり、お祭りが盛んな地域なので、以前貸店舗に使っていたスペースを改修して、大勢の人を招き入れられる空間を実現しました。お祭りで地域の方々が大勢立ち寄った際には、室内窓を通じてキッチンからホールに食べ物やお酒を手渡すことができます。また、ピアノの演奏もできます。



そのほか、古い建具をリメイクして意匠的に活かしたり、階段にオーダーメイドのアイアンの手すりを付けたり、照明や家具にもこだわって、オシャレなカフェ風の空間ができあがりました。

S様にリノベーションの感想をうかがうと、
「現場を見ながら直接大工さんに『ああしたい、こうしたい』と何でも要望を伝えられたので、どこもかしこも使いやすく機能的にしていただけました。また、夏の暑さも冬の寒さも解消できて、とても快適です。自分の思い通りの住まいができ、お友達にも自慢できる家になって大満足です」と話してくださいました。

今回のリノベーションでは「次世代省エネポイント」を利用できたため、S様はそのポイントでルンバをゲットできました。最新式でカーペットも乗り越えて掃除してくれるので、とても助かっているそうです(笑)。

当社のホームページでは、その他のリフォーム事例も沢山ご紹介しています。
ぜひご参考ください♪
ホームページの施工例はこちら↓
https://utsumi-kensetsu.co.jp/works_category/reform/

文:代表取締役 内海 明

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