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岡田 晴耕 2021.04.09
【リフォーム事例紹介】菊川市Y様邸
みなさまこんにちは。
LIXILリフォームショップUTSUMIの店長・岡田加容子です。
今回は、リフォームの施工事例をご紹介します。
Y様とは昭和55年頃に当社で新築工事をさせていただいて以来のお付き合いです。
お子様は成人して巣立たれ、現在はご夫婦2人暮らし。
同じ敷地内にご両親が住んでいるので、食事は家族4人で一緒にされています。
建物は築40年以上が過ぎ、床がブカブカするなど段々老朽化が気になり始めたため、全面改修を希望されました。
数年前に浴室とトイレの改修工事を終えたので、今回はキッチンや居室のリフォームと断熱リフォーム、内窓と床暖房の設置工事をすることになりました。
旧宅の1階には続き間の和室と広縁がありましたが、普段は使われていなかったので、空間を有効利用するためにリフォームすることに。
リビングと小上がり、寝室を新たに設けました。
では、リフォームのポイントを項目別にご紹介します。
■床暖房
1階の床に断熱リフォームを施し、部分的に床暖房を採用しました。
水回りとキッチン、ダイニング、リビング、書斎と、それぞれ区切って床暖房を設置してあるので、使う場所だけスイッチを入れて電気代を節約できます。
床暖房を入れると、足元からポカポカと暖かさが伝わってきて、部屋全体が自然な暖かさに包まれます。そのしくみは前回のブログをご参照ください。
■キッチン
以前は台所が独立していて、西側の壁に面してI型キッチンを設置してありましたが、キッチンとダイニングの壁を取り払い、対面キッチンに変更しました。
LIXILの最新キッチンを採用し、背面には収納スペースをたっぷり設けてあります。
カウンターは人気のセラミックトップ!
熱、キズ、汚れに強く、日々の調理をよりスムーズに、快適にしてくれます。
焼き物ならではの色や質感、変わらない美しさも魅力のひとつ。
インテリアとしての魅力を高め、家族の時間を豊かにしてくれます。
キッチンには浄水器も設置することになり、ダイニングからの見た目を良くするために、浄水器を置く部分に壁を設けて隠すようにしてあります。
奥様はパンをよく焼くため、調理器の下にオーブン&電子レンジをビルトイン。食洗機も付けてあり、毎日家族4人分の食器をさっと洗えて便利です。
■ダイニング
対面キッチンの正面にあるダイニングには壁に収納スペースを設けたことで、お部屋がすっきり片付くようになりました。
収納カウンターの下には、ルンバの寝床も確保しました。
対面キッチンのカウンターの下にも収納が設けてあります。
■リビング
元々広縁と和室があったスペースは、床暖房の暖かさに包まれた明るいリビングに。
ダイニングとリビングは半透明の引き戸で仕切ることもできます。リビングの横には小上がりを設けてあり、床下は引き出し収納になっています。
小上がりに腰掛けてくつろぐこともでき、ゴロンと横になって休んだり、洗濯物を畳んだりするときにも便利です。お子様が帰省した際には寝室としても使えます。
TVボードの背面の壁には淡いグレーのアクセントクロスをコーディネートし、シックでオシャレな雰囲気に演出しました。
開口部に内窓を設けて気密・断熱・防音性がアップ。
カーテンを天井から吊るせるようにしたので、縦空間に広がりを感じ、開放感がいっそう増した印象です。
■書斎
ご主人は明け方から起きて仕事をするので、書斎が欲しいと常々思われていました。そこで、リビングの隣に書斎スペースを確保。約2畳半のこじんまりとした空間が落ち着きを感じさせます。
引き戸もちゃんと設け、落ち着いて仕事に集中できるようにしました。
上げ下げ窓も設けてあるので、明るさも確保できます。
■寝室
リビングの北側にはご夫婦の寝室を配置。現在は2階の寝室で寝ていますが、今後は1階の寝室に移動する予定。そうすれば、階段を上り下りしないで済み、ワンフロアの安全・便利な暮らしを実現できます。
寝室の脇にはウォークインクローゼットを設け、しまうものに合わせて造作の棚を設置。今まで使っていた収納家具もしまい込めるように、空間を確保しました。ウォークインクローゼット以外に、壁面収納もたっぷり設けてあります。
レースとドレープのコーディネートも優雅な雰囲気で素敵ですね!
■玄関
玄関ドアを取り換えてあかり取りの窓を設けたことで、玄関の印象が格段に明るくなりました。玄関収納も新しく交換し、収納力がアップしました。
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今回の大規模リフォームによって使わなかった部屋が家族の暮らしの中心として使われるようになり、快適性もオシャレ度も増して、まるで住まいに新しい命が吹き込まれたかのようです。
これからきっと、ご家族により快適でストレスフリーな暮らしをお楽しみいただけることでしょう。
文: LIXILリフォームショップUTSUMI店長・岡田加容子