みなさまこんにちは。
前回に引き続き、当社で平屋を新築させていただいた菊川市のI様のインタビュー内容をご紹介します。
前編では、住まいの快適性についてのお話を中心にご紹介しましたが、後編では家づくり全般のお話や、新居の間取りや動線についてのご感想についてご紹介します。

前編をまだお読みでない方は、こちらからどうぞ

・・・・・・・・お施主様インタビュー・・・・・・・

【家を建てることにしたきっかけと平屋を選んだ理由】

Iさんがもともと家を建てようと思われたきっかけはなんですか？

ご主人　以前住んでいた家は敷地が狭かったので、車が２台置ける場所へ移転を考えたのがきっかけです。また、たまたま親が現在の敷地に平屋を建って住んでいたんですが、３回忌が終わってから更地にしたんです。そうすると固定資産税が上がるので、その前に私たち夫婦が住む平屋をこちらの土地に建てようと考えました。

旧宅は市街地に立つ3階建ての重量鉄骨住宅だったそうですが、今回は平屋を選択したのはなぜですか？

ご主人　旧宅は市街地に立つ3階建ての重量鉄骨住宅だったんですが、子供が2人いたので、3階に子供部屋、2階にLDKを配置したら、階段の上り下りが大変で・・・。物干し場が2階と3階にあるんですが、上り下りがキツくてたまらなかったんです。

1階から2階へ行くのと、2階から3階へ行くのとで階段が16段ずつあるんですよ。だから全部で32段を往復することになります。ときとして、何かものを取りに行くために上階へ上がったはずが、着いた途端に何を取りに来たのか忘れてしまって（笑）、「あれ？なんだっけ・・・」と、また階段の上り下りを繰り返すということも度々ありました。だから、「どの階にも同じ物を置いておかないといけないね」と、よく笑って話していたんですよ。

それに、実は私は、前の家で階段から2度落ちたことがあるんです。夜にスリッパを履いて階段を下りていたら滑ってしまって・・・幸い大事には至りませんでしたがね。
往復32段を上がったり下がったりしたら、体力作りにはいいかもしれないけれど、年を取ったら寿命を短くする原因になるかもしれませんよね。そういう訳で、これから住むなら平屋が良いということになったんです。

奥様　それこそ若い頃には階段の上り下りなどなんの苦にもならなかったのですが、やはり歳とともに足も弱ってくるので、本当に辛くなるんですよ。だから、平屋に住めば楽になるんじゃないかな・・・と考えて決めました。骨も段々もろくなってくるので、ちょっとしたことで骨折したり、骨にヒビが入ったりするといいますから、そういうことになる前に家が完成して本当に良かったです。

内海建設に家づくりをご依頼くださった理由は？

ご主人　私は両親の自宅を含めて新築を４回経験したんですが、重量鉄骨の家を除く３回は、内海建設さんに工事をお願いしていたので、他社を検討するまでもなかったですね。今回は、旧宅の解体を含めて新築工事をお願いしました。

【間取りや動線についてのご感想】

今回の平屋とご両親の住まわれていた平屋とでは間取りが大きく変わりましたか？

ご主人　間取りはそんなに前とは変わっていないです。むしろ、慣れ親しんだ昔の実家の配置の方が暮らしやすいのではないかと配慮して、社長が前の家の図面をベースにプランを考えてくださいました。

実際に新居に住まわれてからの、ご感想はいかがですか？

奥様　快適な室温で、動線も便利で、何もかもが大満足です。待ちかねた家なので、こうして実際に住めるようになって本当に幸せです。私は1日のほとんどを家で過ごすことが多いですが、午前中は家事をして、午後はリビングでゆっくり過ごしています。

ご主人　廊下をあまり設けず、非常に合理的な間取りにしてもらえたので、空間を無駄なく使えてとても便利です。それに、私が嬉しく思うのは、やはり広さと開放感ですね。新居は延床29坪ほどですが、実寸よりもずっと広く感じるんですよ。先日、知人が新居に遊びにきたんですが、「想像以上に広いね」とびっくりしていました。

奥様　「平屋でこれだけ建てられたらいいね！羨ましいよ」と褒めてもらえたので、すごく嬉しかったです。夫婦二人で暮らす「終の住処」としては十分以上の広さですよね。それと、以前は道路が目の前にあって、家の中にいても車の音が聞こえたりして落ち着かなかったんですが、今はとっても静かです。朝も窓から庭を眺めると鳥の鳴き声が聞こえてきて、すごく気持ちがいいんですよ。

ご主人　高台なので、見晴らしもいいですしね。

部屋の配置などでこだわったことは何かありますか？

ご主人　退職して一線を離れたので、もう遊びに来る人も少ないだろうと思って、新居には余計な部屋は設けず、自分たちが生活するのに便利な間取りにしてもらいたいと社長に頼んだんです。万が一、遠路はるばる来客があった時には、すぐそばにあるビジネスホテルに泊まってもらってもらえるように、私の方で予約しておけばいいので。うちに泊まってもらうよりも、かえって気を遣わなくていいでしょうしね。

奥様　昔は客間をずっと使わずに取っておきましたけれど、今はもうそんな必要もないので、家の中を全部有効に使えています。

家事の動線についてのご感想は？

奥様　家の中をぐるりと回れる動線を設けてもらえたので、動線が短くて、家事や日常生活での移動がしやすくなりました。
それに、玄関を入ってすぐのところに物干し場を作ってもらえたので、旧宅の頃に比べると、洗濯物を洗って干すのもすごく便利になりましたね。以前は2階で洗濯をして、主な洗濯物はそのまま2階の東側に干し、シーツなどのかさばるものは3階に干していたんです。だから、2階と3階を行き来しないといけないので、洗濯物を干すだけでもすごく大変だったんですよ。

【水回りや収納、内装についてのご感想】

新しいお風呂やキッチンなど水回り機器の使い心地はいかがですか？

奥様　そりゃあもう、前の家のお風呂とは全然違います。新しくて、きれいで、気持ちがいいし、掃除も楽になりましたしね。キッチンは、高い所にある収納は物がしまいっぱなしになってしまうので必要ないと思って設けませんでした。高い所にある物を取るのは危ないですしね。

ご主人　高いところに収納を作るくらいなら、むしろ無しにして、空間を広々と見せた方がいいということになったんです。実際に入居してみて、正解だったと思いますね。やっぱり、この年になると余計に収納は使いやすい位置にないとダメですね。床下収納も物がしまいっぱなしになってしまうし、ゴミが溜まるだけなので、設けるのはやめたんですよ。

奥様　その代わり、ダイニングのニッチなど、ちょうどいい場所にちょっとした収納スペースが設けてあるのがすごく便利ですね。ダイニングのニッチは薬を置くのにちょうどいいんですよ。こうした細かい部分まで内海社長がアドバイスしてくださったおかげで、すごく使いやすいです。そういうことって、自分ではなかなか気がつかないですからね。内海さんはいろんなお家を建てていらっしゃるから、色々提案してもらえて助かりました。

収納は足りていますか？

奥様　収納は十分に設けてもらえたので、すごく助かっています。「これからは物を外に出しておかないようにしようね」って二人で言っているんですよ（笑）。まだ完全に引越しが終わっていないんですが、旧宅にあるものは断捨離をしてほとんど処分してくるつもりです。

ご主人　終活のつもりで、要らないものは一切捨てようということになったんです。私は親が亡くなってから遺品整理をした経験がありますが、当時は毎晩夜遅くまで片付けに追われて、本当に大変だったんですよ。もののない時代に生きてきた人たちなので、なんでも全部保管してあったんです。これを息子たちにやらせてはいけないなと思って。だから、いい機会なので、引っ越しを機に断捨離をすることにしました。

室内のナチュラルな雰囲気も素敵ですね。

奥様　内装も内海建設さんが色々アドバイスしてくれたおかげで、すごくいい感じに仕上がって。とても気に入っています。

【内海建設との家づくりについてのご感想】

内海建設との家づくりのご感想はいかがですか？

ご主人　自分たちだけだと、やらなくてもいいようなことばかり考えて、必要なものを忘れてしまうんですよ。でも、内海社長はプロなので、目の付け所が違いますよね。無駄なものは「やめたほうがいいですよ」と教えてくださるし、必要なものは「これはあった方が便利ですよ」とすすめてくださったおかげで、こんなにいい家が出来上がりました。
とにかく、家内がこんなに喜んでくれたのが、私にとって一番の喜びです。それに、孫が初めて新居に来たとき「気に入った！」と喜んでくれたんですよ（笑）。

奥様　家の中を一周できるから楽しいんでしょうね（笑）。本当に内海さんには感謝しかありません。私たちにとってこの家は「終の住処」なので、快適に仲良く暮らせるような住まいにしてもらえてとても感謝しています。

・・・・・　I様、どうもありがとうございました。新居が完成したことを心から喜んでくださっているご夫妻のご様子が伺えて、私たちも胸が熱くなりました。内海建設は、これからも地域の皆様の想いに寄り添い、理想の暮らしをかなえるお手伝いに一生懸命取り組んでまいります。

新築やリフォームのご計画が具体的でない方も、住まいに何かお困りごとや、これからの暮らしに不安のある方はぜひお気軽にご相談ください。

文：内海建設　内海 明