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社長 岡田 晴耕 2022.12.27

社長&店長対談〜この1年を振り返って〜 後編

前回に引き続き、内海建設の社長・内海と、LIXILリフォームショップ・岡田の対談形式で、内海建設&LIXILリフォームショップ内海の「この1年」を振り返りました。

【今年の新築・リフォームの傾向とヒット商品】
内海 岡田くんは、今年のヒット商品とか工事内容でニーズが一番高いのは何だったと思う?

岡田 例年のごとく浴室リフォームが多かったですが、全体的に、やっぱり窓のリフォームがダントツに多かったですね。お風呂のリフォームでも、キッチンのリフォームでも、大体は窓のリフォームを一緒にご提案するので増えているんじゃないかな。これもLIXILが推進している「ここちリノベーション」の宣伝効果じゃないかと思いますね。


岡田 それに、今の若い人たちが建てる新築の家はかなり高気密・高断熱なので、そういう人たちが新しい家で快適な暮らしを体験した上で実家に里帰りすると、「実家は寒いなぁ」っていうことになって、実家のご両親がリフォームを考えるケースが増えていますね。

内海 そういうケースは、お客様との会話の中で最近本当に増えたな・・・と私も実感しているよ。若い人たちの影響で、自分たちの家がいかに暑いか、寒いかという気づきが生まれたというか、「自分達の住んでいる家ってこんなに寒かったの?」ということがわかってきた感じがするね。

岡田 そうなんですよ。だから、「子どもたちが帰省して『寒い、寒い』というもんだから、うちをもっと暖かくしたいんだけど・・・」という相談が多いですね。「断熱を良くしたい」というような言い方ではなくて、「寒かったり暑かったりするから、どうにかならないでしょうか?」っていう相談から会話が始まる感じです。

内海 それに加えて、新築・リフォームのどちらも、次世代型の性能基準が国策で定められているということも無視できないね。国策で決められた家と同等の性能の家を今のうちにつくっておいてあげないと、新築やリフォームをして5年くらい経ったら、「最近の家は我が家よりもずっと性能がいいんだな・・・」とお施主様が残念がったりしたら申し訳ないので、そうならないように、今のうちにちゃんとその基準を満たす家をつくる必要があるね。

岡田 最近は、新築よりもリフォームのストック市場の方が圧倒的に多いから、国としても性能リフォームをかなり推していますよね。

内海 そうそう。いわゆる省エネリフォームだね。最近は電気代もガス代もどんどん値上がりしているから、地球環境だけでなく光熱費を節約するためにも省エネリフォームは有意義だよね。

【コロナ禍によって進んだ新しい商談スタイル】
内海 そのほか、今年はオンラインのショールーム見学会なども実施したけれど、コロナ禍の影響が緩んできてからは、ほとんどやらなくなったね。やっぱり質感や色は実物を見て判断した方がいいので、それは今後もコロナ対策を徹底しながらやっていく必要があると思う。ただし、ショールームに行く前に、事前情報や基本的な知識を得るためにオンラインを利用するのはいいと思うけれど。

岡田 最近は、必要な時にすぐオンラインをつないで相談するとか、ちょっとした質問もできるようなので、ショールームの対応もどんどん変わってきていますよね。そういうものも活用して、お客様と話していてわからないことがあったりした際に、タイムリーな対応ができれば、サービス面も向上していけるのかなと思います。


内海 そうだね。対面とオンラインをハイブリッド的に使い分けるのがいいんじゃないかな。コロナ禍での経験から、オンラインでも商談ができることがわかったので、時間のないお客様にはオンラインを活用して対応していくのもいいんじゃないかと思う。つまり、今年は商材の幅も広がったけれど、サービスの幅も広がったということになるね。

【今後の課題につながる印象的な出来事】
岡田
 この1年を振り返って、社長が重要に感じた出来事は何ですか?

内海 4月にブログで紹介した「アスベスト」の法改正だね。住宅の建て替え時にも既存住宅の解体が絡んでくるし、もちろんリフォームにも関わってくるので、そこはしっかりと法律を守ってやっているけれど、その分、工事費が高くなってしまうので、お客様に負担がかかってしまうところが申し訳ないと思う。
さらに、新年になるとそれがますます厳しくなって、労働基準監督署や環境省からのチェックが入るようになるかと思うので、お客様に対してはわかりやすい説明をしていかなければならないと思っているよ。環境を良くするためには仕方のないことなので、何とかご理解いただけるように努めないといけないね。

※アスベストについてのブログ記事はこちら

岡田 私は、この1年を振り返って、お客様が「ホームページをいつも見ています」と声をかけてくださることが増えたのも嬉しかったですね。現在進行中のお客様だけでなく、OBのお客様やこれからリフォームや新築をしようと考えている方々も見てくださっているのがありがたいです。

内海 ただ、今後はネットを利用しない高齢者の方々にもちゃんと情報が行き渡るように、ネット上だけでなく、チラシのポスティングなどにも力を入れていきたいな。それに、建物のデザインももっと洗練されたないようにしていきたいので、もっと勉強していかないといけないね。

岡田 当社に来てくださるお客様は年代が上の方が多いので、おそらく大規模なリフォームとしては最後となる工事を当社に頼んでくださっていると思うんです。そのことを肝に銘じて、お施主様の健康であったり、安全であったりをリフォームによってお守りする・・・そういう工事をしていくことが自分の使命だと思っているので、来年もその気持ちを大事に仕事に取り組んでいきたいと思います。もちろんお客さまとのコミュニケーションも今までと変わらず大切にして、お客様のご要望にきちんと対応していくつもりです。そして、最終的に私たちに頼んでよかったと思っていただける工事を提供したいので、そう思ってもらえるように頑張ってやっていきたいです。

内海 岡田くん、立派な締めの言葉だね(笑)。それでは最後に、プライベートで一番思い出に残ったことは?

岡田 私は、今年は体調を崩したのが一番の思い出です。・・・つまり、夏のぎっくり腰ですよ。それに費やす時間があまりにも長かった(泣)。今もまだひきずっているので、来年からは復活したいな。社長はどんなことが思い出に残っていますか?

内海 僕はね、去年から波乗りに返り咲いたんだけど、今年も夏に静波や相良でサーフィンをしたのが一番の思い出かな。あとは、7人の孫たちの成長を楽しめた。孫の1人にサーフィンを1日かけて教えてあげたのも楽しかったな・・・。

内海・岡田
ということで、皆様、今年も1年大変お世話になりました。ご愛顧に心より感謝申し上げます。どうか皆様にとって来年が素晴らしい1年となりますように。どうか良いお年をお迎えください。

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