晴耕雨読

晴耕 2021.02.05

【オススメ】足元からぽかぽか快適・床暖房

みなさま、こんにちは。
立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒さが続きますね。

冬の暖房器具には、エアコンや石油ファンヒーター、石油または電気ストーブ、薪ストーブなど色々な種類がありますが、最近特に人気なのが「床暖房」です。
そこで、床暖房について知っておきたい豆知識をまとめました。

■床暖房はホットカーペットの仲間ではありません!
床暖房というと、ホットカーペットの大型版だと思っている人もいるようですが、実は、ホットカーペットとは全く違います。
日本では古くから、火鉢やコタツなどのように局所的な温熱で体を暖める習慣がありました。それを「採暖」といいます。
一方、欧米では、室内全体を暖めて温度を上げて体を暖めます。それを「暖房」といいます。

ホットカーペットは「採暖」に属するのに対して、床暖房は「暖房」に属するため、実は両者はまったくの別物です。

■床暖房が快適な理由
床暖房は床下にカーボン製のヒーターパネルを敷設して床を暖めますが、不思議なことに足元だけでなく部屋全体がじんわりと心地よい暖かさに包まれます。
実はその理由は、「体感温度」と「輻射熱」にあります。

体感温度とは、体が実際に感じる温度のことで、(空気温度+平均輻射温度)÷2  で表されます。

平均輻射温度は、「M R T(Mean Radiative Tenperature)」といい、窓、壁、天井、床、家具など、私たちの体を囲むすべての素材の表面温度の平均数値です。

私たちが体に感じる体感温度は、空気の温度とMRTの両方から影響を受けます。
つまり、空気の温度ばかり高くても建物のMRTが低ければ、実際にはあまり暖かさを感じないことになります。

たとえば室温が25度あれば、それなりに暖かいはずなのに、なぜか寒く感じるというのは、「体感温度」の影響です。つまり、部屋を暖かくするには室温を高くすればいいだけではなく、その空間を構成する床や壁、天井などもすべて同じ温度に暖めてあげる必要があるのです。

■ヒートショックを防ぐには「採暖」でなく「暖房」が必要!
コタツやホットカーペットなどの局所暖房でも体を暖めることはできますが、それらは窓、壁、天井、床、家具などまで暖めることはできないため、体感温度はあまり上がりません。

一方、床暖房は輻射熱によって周りの窓、壁、天井、床、家具まで暖めるので、体感温度が上がり、部屋全体が心地よい暖かさに包まれることになります。

日本では、今でもストーブやこたつなどの「採暖」が使われていますが、家全体が暖かくないと、こたつから出た途端に寒くなるだけでなく、ヒートショックなどの健康リスクも高まります。
そのため、特にお年寄りのいるご家庭では、部屋全体を暖める暖房をおすすめします。

■床暖房のメリット
前述のように、床暖房は部屋全体を暖めることができることの他にも様々なメリットがあります。
床暖房には主に「電気式」と「ガス温水式」がありますが、当社では電気式の「ゆかい〜な」という製品を採用しています。
そこで、「ゆかい〜な」を例に取って、そのメリットをまとめました。

●断熱材との一体型なので床下への熱逃げがなく、温度上昇がスピーディ

●ガスと比べてエネルギーが約1/2で、ランニングコストがお得

●エアコンのように音や風が気にならず、静かで無風

●足元だけでなく部屋全体がじわじわと包まれるように心地よい暖かさ

●火を使わないので火事の原因にならず安全に使うことができる

●子どもなどの低温やけどの心配もナシ!

●コードが邪魔になったり、置き場所に困ったりしない

●シーズンに合わせて出したりしまったりしなくていいので収納場所を確保しなくて済む


■床暖房の設置について

新築の場合は、設計段階でどこに敷設するか決めればいいだけですが、既存の住宅に新たに床暖房を敷設するとなるとそうはいきません。
床暖房を設置しても、床や壁にしっかりと断熱が施されていなければ効果を得られません。
また、既存の床をはがして敷設することになるので、床の張り替えも必要です。
ですので、敷設のタイミングはリフォームのついでに床暖房を入れるか、あるいは部屋全体を暖かくする手段として断熱リフォーム&床暖房を採用するというパターンがほとんどです。

いずれにしても、築年数がかさんだ家は最近のように住まいの断熱性が高くないので、家族の健康を一番に考えて、リフォームで部屋を暖かくすることをおすすめします。

実は、近々当社でリフォームをしたお客様邸の内覧会がありますが、そのお宅ではL D Kや水回りに床暖房「ゆかい〜な」を採用しています。実際の暖かさをご体感いただける良い機会なので、ぜひご来場ください。
詳細とお申し込みはホームページからどうぞ!

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