晴耕雨読

晴耕 2021.01.23

【テクニック】キッチンリフォーム

みなさまこんにちは。
LIXILリフォームショップUTSUMIの店長・岡田加容子です。

数あるリフォームの中でも、キッチンは奥様が最も関心を示す場所の1つです。
そこで今回は、私たちがキッチンのリフォームのご相談を受けた際に気をつけていることや、リフォーム計画のポイントをご紹介します。

■今の生活を考えてプランしましょう!

材料の準備から下ごしらえ、調理、盛り付け、配膳、片付けと、料理には流れがありますが、1つ1つの作業の仕方は人それぞれです。長年にわたって身についた習慣は、キッチンを新しくしたからといってなかなか消えるものではありません。

推奨プランとは多少異なっても、以前のキッチンと同じような流れで作業できたり、同じ位置に調味料を置けたり、お鍋やザルをしまう場所が同じだったりした方が、お客様ご自身にとっては使い勝手が良いものです。

ですから、キッチンのリフォームを計画する際には、お客様が普段料理を作るときの習慣や、現在不便に感じていることなどをじっくりとヒアリングするようにしています。

そして、これまでと違和感のない配置を踏襲したうえで、使い勝手を改善できたり、動線を短縮できたりするプランをご提案しています。

プランの際には、もちろん現在お使いのキッチンも事前に見せていただき、お客様が普段どのようにキッチンを使われているのかを目で見て把握することで、より満足度の高いご提案ができるように努めています。

ですから、その際にはぜひ恥ずかしがらずに、普段のままの様子を拝見させてくださいね♪

■ショールームでの打ち合わせは必須!

キッチンの具体的なプランに入る際には、お客様を必ずLIXILのショールームにご案内し、実際のシステムキッチンを見ながら打ち合わせをするようにしています。

ショールームとではキッチンの組み合わせや扉の種類が異なるとしても、実際にワークトップに立って調理台や吊り戸棚の高さを確認したり、どんなオプションが必要か確認したりすることで、間違いのない選択ができます。

たとえば、キッチンのワークトップの高さは一般的に【 身長 ÷ 2 + 5 cm 】 が適切だといわれていますが、

実際には、標準的な値よりもお客様の「慣れ」を優先する場合が多いです。
なぜなら、お客様にとって使い慣れた高さの方が違和感なくラクに作業ができるからです。

それに、たとえば腰が悪いお客様はワークトップが高いと腰を曲げられないので、かえって作業に負担がかかってしまいます。
また、「深鍋を上からのぞきこまないとうまく煮込めない」というお客様は、ワークトップを低めにしなければなりません。

このように、ワークトップの高さ1つをとってもそれぞれに使い勝手や求める要素が異なります。そのため、ショールームで実物を確かめながら、お客様の使い勝手やご要望にぴったり合ったプランをご提案するようにしています。

■扉はスタンダードな色合いがおすすめ

システムキッチンの金額は、扉の種類によって大きく変わります。豪華な扉材はそれなりに価格が高くなるので、機能性とデザイン性のバランスをよく考えて選択することが大事です。
また、キッチンのデザインは、扉の種類や色合いだけでなく、ワークトップの種類によっても印象が大きく変わります。

LIXILには、ステンレスが2種類、人工大理石が5種類、そしてセラミックトップと、ワークトップだけでも種類が豊富にありますので、ワークトップとの組み合わせを考えて扉材を選ぶようにしましょう。

最近は LDKが繋がったお宅が多いので、他のインテリアとの調和を考えて、キッチンの扉はスタンダードな色合いのものを選ぶのがおすすめです。

■収納スペースを確保すること

キッチンリフォームでは、システムキッチンだけでなく収納スペースのことも同時に考えることが重要なポイントです。どこに何をしまうかを考え、キッチンの本体に収まりきらないものは周辺にパントリーなどを設ける必要があります。

最近はオープンタイプの収納が人気ですが、ものが増えたときのことを想定して、ちゃんと隠してしまえる場所も用意しておいた方が無難です。

そのほか、いつでも気持ちよく、そして楽しく料理ができるように、採光や家族とのコミュニケーションも配慮し、それぞれのご家庭に最適なプランをご提案するようにしています。

最近のシステムキッチンには、掃除や片付けがしやすく、調理スペースも広々と確保できる機能が色々と備わっています。

今のキッチンで不自由な思いをされている方は、まずはその改善方法から一緒に考えましょう!
ぜひお気軽にご相談くださいね。

文: LIXILリフォームショップUTSUMI店長・岡田加容子

お問い合わせ