晴耕雨読
晴耕 2020.04.10
建物の性能vol.1【地震に強い家づくり】
菊川市・掛川市を中心に、設計デザイン+施工をご提供する内海建設です。
当社では、設計・施工を標準(時には設計が別の場合もあります)としています。
住まいの設計においては、さまざまな視点から検討を重ねています。
その一部を挙げてみますと、
1)敷地周りの生活環境(騒音・周りの建物施設等)
2)敷地周りの自然環境(風・光・水の流れ 等)
3)地盤の状況
4)その場所特有の法律
5)家族構成
6)住む方のご職業・ライフスタイル
7)住む方の住まいへのこだわり
8)建築資金
9)建物の性能
・・・などです。
なかでも最近、国の住宅施策方針として業界内でよく話題になるのが、「建物の性能」です。
その項目とは、
1)耐震性能
2)断熱性能
3)躯体の劣化対策
4)維持管理のしやすさ
5)機器のエレルギー消費量削減対策
・・・などです。
そこで、これから建物の性能の項目別に、当社がどのような仕様で取り組んでいるかをご紹介していきます。
今回はその第一弾として、『耐震性能』についてお話しします。
今からちょうど4年前の、2016年4月14日に起こった熊本地震は、その後の住宅の地震対策に大きな影響をもたらしました。
なぜなら、震度7のあとに震度6強、震度6弱の地震が連続して発生するという、これまでにないタイプの地震だったからです。
熊本地震のような繰り返しの揺れにも耐えうる住まいをつくるには、
現在の耐震等級の最高ランクにあたる「等級3」相当の耐震性能が必要です。
そのため、内海建設では「等級3」を標準仕様としています。
では、当社の家づくりにおける耐震性能のポイントを3つご紹介します。
【ポイント1:コーチパネルの採用】
当社がつくる住宅の耐震性能の要となっているのは、コーチパネルです。
コーチパネルとは、面材・断熱材・間柱・枠材が一体化したパネル工法のことです。
工場で生産するため、安定した精度と品質を誇ります。
コーチパネルについては、次のWEBサイトやYoutube動画が大変参考になりますので、ぜひごランクください。
コーチパネルのホームページはこちら↓
https://ko-chi-panel.jp/
コーチパネルの動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=128t3S1V8ks&feature=emb_logo
【ポイント2:耐震を考慮した適切な設計】
また、設計上でも耐震性を十分に考慮してプランニングを行っています。
家を建てる際に、敷地の地盤調査を行い、必要な場合には地盤改良を施すのはもちろんのことですが、当社では、地盤調査の結果に基づき、立地条件や地盤の状況に見合った形状の住宅を設計するようにしています。
一般的に、地震に強い間取りを設計するには、上下階の壁の位置が合うように設計するのが理想です。
熊本地震後にある大学の研究機関が行った調査では、1階と2階の壁の配置がずれている住宅ほど破損が激しいことがわかりました。そのため、地震に強い家を実現するには、耐力壁がバランスの良い配置の家を設計するように心掛ける必要があります。
【ポイント3:大工職人の技術と丁寧な施工】
さらに、建物の耐震性を向上させるには、大工職人の技術力も必要です。
たとえば、構造用合板を釘で打ち付ける時にあまり力をかけすぎると、釘の頭が板にめり込んでしまい、板の強度が低下してしまいます。つまり、1つ1つの作業を正確に行う丁寧さと技術力が必要とされるのです。
上記の3つのポイントからおわかりのように、
地震に強い家づくりには、強度のある耐力壁と、耐震を考慮した設計、
そして、大工職人の技術力の高さと丁寧な施工が必要です。
内海建設では、その3つの要素をクリアし、地震に強く安全・安心な住まいをご提供しています。
ホームページでご紹介している当社の「基本仕様」もぜひご参考ください。
https://utsumi-kensetsu.co.jp/newbuilt/specification.php