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岡田 晴耕 2025.10.24
天然木の温もりに癒される高性能窓「TW WOOD」のご紹介
みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ内海建設の店長・岡田です。
今回は、先月9月に発売されたばかりのLIXIL高性能窓「TW WOOD」をご紹介します。
天然木のぬくもりと最先端の窓技術が融合した、まさに革新的な窓が誕生しました。

【なぜ今、木製窓が注目されているのか】
最近、住宅雑誌やSNSを見ていると、無垢材を使った温かみのある空間が増えていることにお気づきでしょうか。
自然素材への回帰、サステナブルな暮らしへの意識の高まり・・・
現代の住まいづくりにおいて、「木」という素材が改めて見直されています。
特に窓は、室内と外をつなぐ大切な要素。
その窓枠に天然木を使うことで、空間全体の質感が大きく変わってきます。

しかし、従来の木製窓には「メンテナンスが大変」「断熱性能に不安がある」「価格が高い」といった課題がありました。
そんな中、LIXILが開発したのが「TW WOOD」です。
国産ヒノキの無垢材とアルミを組み合わせた高性能木アルミ複合窓として、天然木の美しさと現代住宅に求められる高い性能を両立させることに成功しました。
まずは、コンセプトムービーをご覧ください♪

https://x.lixil.com/watch/6372204727112
【サーモウッド技術が実現する高い耐久性】
「木製窓は腐りやすいのでは?」「反りや変形が心配」・・・そんな不安を解消するのが、サーモウッド技術です。
これは木材を高温の水蒸気で熱処理する技術で、木材の含水率を大幅に低下させます。
含水率が下がることで、腐食の原因となる腐朽菌の繁殖を抑制。
防腐剤などの薬品を一切使用することなく、腐りにくさを向上させています。
また、反りや変形も大幅に抑制されるため、長期間にわたって美しい状態を保つことができます
さらに室外側にはアルミ形材を採用することで、雨風に対する耐候性も確保。天然木の美しさと実用性を見事に両立させています。
さらに室外側にはアルミ形材を採用することで、雨風に対する耐候性も確保。天然木の美しさと実用性を見事に両立させています。

【空間との調和を追求したデザイン。】
モダンな空間にも馴染むスリムなフレーム
従来の木製窓は、どうしても重厚でクラシカルな印象になりがちでした。
しかしTW WOODは、フレームをスリム化したスマートなデザインを実現。
天然木の質感はそのままに、現代的なインテリアにも違和感なく溶け込みます。


木の表情が際立つ、ノイズレスデザイン。
特に注目したいのが「ノイズレスデザイン」という考え方。
機能性や強度を高めながら、木の表情を最大限に引き立てるため、凹凸を抑え、パーツ類も極力減らしています。


その結果、今まで以上にシンプルで美しいフォルムが実現しました。
視界が広がる大開口窓も、すっきり美しく。
引違い窓4枚建では、TOSTEM独自の「スレンダーマリオン」構造を採用。
下の写真のように、一般的な窓では合掌部のフレームが2本見えるのに対し、TW WOODは1本しか見えないデザインになっています。
<一般的な窓>

<TW WOOD>

このように、すべての縦フレームの幅が揃って見えるので、正面から見た時もすっきり美しく、視界も大きく広がります。
『2.7mの高さが生み出す、ワンランク上の開放感。』
今までの住宅より高い天井高2.7mにもぴったり納まるH27規格サイズをご用意しました。
天井を高くすることは空間を広く見せる効果も期待でき、高い天井に合わせた大きな窓を採用すると部屋の奥まで光や風を採り込め、より豊かな空間づくりが可能です。
今まで 天井の高さ:2400mm/窓の高さ:2000mm

より高く 天井の高さ:2700mm/窓の高さ:2700mm

『外と内がスムーズにつながる、フラットタイプ。』
下枠の段差を小さくした「フラットタイプ」は、レール溝が小さいため、つまずきにくく出入りする際も安心・安全。さらに、ゴミがたまりにくい構造で、お掃除もラクラクです。



【優れた断熱性能で快適な暮らしを実現】
TW WOODの最大の特長のひとつが、その優れた断熱性能です。
独自の技術により熱を伝えにくいフレームと高性能ガラスを採用することで、優れた断熱性能を実現しました。
<例:複層ガラス仕様>

A:高性能ガラス
室内側と室外側にLow-Eガラスを採用し、中空層には熱伝導率が低いクリプトンガスを封入することで高い断熱性を実現しました。
(アルゴンガス入り)
乾燥空気に比べて、熱の出入りを約30%抑制。アルゴンガスが高い断熱効果を発揮する16mmの最適中空層設計が自慢です。(ただし、ガラスの構成によっては変わる場合があります)

B:樹脂スペーサー
ガラスエッジからの熱の伝わりを抑えて断熱性を高め、端部の結露も抑制します。
C:高性能フレーム
室内側には、アルミの約1/1500の熱伝導率の木を採用。
さらに、アルミと木の中間には、木と同様に熱を伝えにくい樹脂を採用することで、より熱を伝えにくい工夫をしています。

【台風や豪雨にも負けない強度】

近年、異常気象による台風の大型化や豪雨被害が増えています。
TW WOODは、そんな自然災害からも暮らしを守る強度を備えています。
耐風圧性能はJIS規格S-4等級をクリア。これは最大瞬間風速57m/秒相当に耐える強度で、2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)クラスの強風にも耐えることができます。
水密性もJIS規格最高グレードのW-5等級を達成。高層ビルや強風地域の建物でも採用されるレベルの水密性を確保しており、激しい雨でも室内への水の侵入を防ぎます。
【選べるカラーバリエーション】
TW WOODは、継ぎ目のない美しい木目、光の当たり方で変化する木肌や光沢、そして、ぬくもりを感じる優しい手触りが魅力。
一つとして同じ表情を持たない自然な味わいが、日々の暮らしにやすらぎをもたらします。
<内観色は2種類>
まず、内観の木目は「ミディアムウッド」と「ダークウッド」の2種類。
『ミディアムウッド』

天然木本来の自然な風合いを活かしたミディアムトーン。
温かでやさしい色合いが、ナチュラルな空間作りにおすすめです。
『ダークウッド』

落ち着いた印象を与える、穏やかなダークトーン。主張を抑えた味わい深い色合いが、シックなインテリアと美しく調和します。
<外観色は6種類>
さらに、外観のアルミ色も、ブラック、ホワイト、シャンパングレイなど6色から選択可能。
住宅の外観デザインに合わせて、最適な組み合わせを選べます。

【冬を迎える前に窓の見直しを】
10月に入り、朝晩に涼しさを感じる季節になりました。
これから本格的な冬を迎える前に、窓のリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
窓は住宅の中で最も熱の出入りが大きい部分。冬場の暖房効率を上げ、結露を防ぐためにも、高性能窓への交換は非常に効果的です。
特にTW WOODのような高断熱窓なら、暖房費の削減にも大きく貢献します。
また、窓枠を天然木にすることで、空間全体の雰囲気が大きく変わります。
無機質なアルミサッシから温かみのある木製窓へ・・・
それだけで、家族が集まるリビングがより居心地の良い空間に生まれ変わります。
また、品種も4タイプをご用意しています。

【価格と導入のメリット】
TW WOODは、W1690×H2030のサイズで
単体引違い窓(フラットタイプ)(複層ガラス)の価格が970,900円(税別)。
※Low-E複層ガラス アルゴンガス入り(網戸代、消費税、取付費、運賃除く)
※外観:ブラック/内観(木色):ミディアムウッドT(樹脂部材:ブラック)
一般的なアルミサッシと比べると高価に感じるかもしれません。
しかし、その優れた断熱性能による光熱費の削減効果、天然木がもたらす空間の質の向上、
そして環境への貢献を考えれば、十分に価値のある投資といえるでしょう。

また、TW WOODは部分的な導入も可能です。
まずはリビングの大開口部だけ、寝室の窓だけといった形で、段階的にリフォームすることもできます。

【まとめ:木と暮らす豊かな住まいへ】
LIXIL「TW WOOD」は、国産ヒノキの美しさと最先端の窓技術が融合した、新時代の高性能窓です。
窓は一度交換すれば、20年、30年と長く使うもの。だからこそ、性能とデザイン、そして環境への配慮を兼ね備えた製品を選びたいものです。
LIXILリフォームショップ内海建設では、TW WOODの実物サンプルもご用意しています。
天然木の質感、スリムなフレームデザイン、そして操作性など、ぜひ実際に見て触れて体感してください。
「窓から始まる、新しい暮らし」を私たちと一緒に考えてみませんか?
文:LIXILリフォームショップ内海建設 店長 岡田


