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岡田 2025.07.18
もう我慢しない!夏の住まいの困りごと完全解決ガイド(第2回)
みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ内海建設の店長・岡田です。
前回は夏の住まいの困りごとと、その根本的な原因についてお話ししました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ前回の記事もご参考ください。
今回は、具体的な暑さ対策として「外からの熱をシャットアウトする方法」と「自然の風を活用した快適生活」について、詳しく解説します。

【カーテンだけでは限界!83%の熱をカットする最新遮熱対策】
なぜカーテンだけでは限界があるのか?
多くのご家庭で、夏の日差し対策としてカーテンやブラインドを使用されていると思います。
しかし、実はカーテンだけでは十分な効果が得られないことをご存知ですか?
カーテンによる遮熱効果:わずか45%!
一般的なカーテンでは、太陽の熱を45%程度しかカットできません。
残りの55%の熱は室内に侵入し続け、室温を押し上げています。
しかも、カーテンは窓ガラスの「内側」に設置されているため、一度窓ガラスで熱に変換された太陽光を室内でカットしようとしても、すでに室内に熱が入り込んでしまった後なのです。
【83%の熱をカットする外付日よけ『スタイルシェード』の威力】 そこでご提案したいのが、外付日よけ『スタイルシェード』です。


●遮熱効果:驚異の83%カット
スタイルシェードは、窓の外側で太陽の熱を83%もカットします。これは、熱が室内に侵入する前に、根本からシャットアウトするためです。
●室内温度:最大3.4℃ダウン


実際の測定データでは、スタイルシェードを設置することで室内温度が最大3.4℃も下がることが実証されています。これは、エアコンの設定温度を3〜4℃上げても同じ快適性を保てることを意味します。
【スタイルシェードが支持される理由】
次に、スタイルシェードが支持される理由を挙げてみました。
●1窓あたり約30分のスピード施工
大掛かりな工事は不要。既存の窓に短時間で取り付けが可能です。
●光熱費の大幅削減
室温上昇を抑制することで、エアコンの稼働時間と電力消費量を大幅に削減できます。
●紫外線を最大99%カット
太陽光に含まれる紫外線は、窓ガラスを通過して室内まで侵入します。
紫外線は・・・
・シミ、ソバカス、シワの原因
・お肌の水分を奪い乾燥の原因
・家具や床の色あせの原因
になります。
スタイルシェードは、これらの有害な紫外線を最大99%カットし、お肌と家具を守ります。
●プライバシーの確保
光を取り入れながら外からの視線を適度に遮り、明るさを保ちながらプライバシーも守れます。
【実際の効果を数値で実証:熊谷・西原村での測定結果】
LIXILでは、日本気象協会と共同で実際の効果測定を実施しています。
<熊谷市の保育所での測定>
熊谷市では、子どもたちの熱中症予防を図るために、保育所などの施設に「スタイルシェード」を贈呈。また、熊谷市民の方々に向けて、『室内熱中症予防セミナー』を開催しました。
スタイルシェード効果測定 in 熊谷『埼玉県熊谷市の保育所で効果測定』
●観測者:LIXIL、日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトチーム
●観測日:2018年7月14日・7月21日
●観測場所:埼玉県熊谷市の保育所4カ所
※銀座保育所と籠原保育所の2ヵ所のデータをピックアップして掲載




・測定日:2018年7月14日・21日
・測定場所:埼玉県熊谷市の保育所4カ所
・結果:スタイルシェードあり/なしで表面温度が12.3℃も低く測定
<西原村の災害公営住宅での測定>
熊本地震を被災した熊本県西原村では、室内熱中症予防の啓発活動を通じ、熊本地震の復興支援として、災害公営住宅をより快適に過ごしていただけるよう、外付日よけ「スタイルシェード」を贈呈しました。




・測定日:2018年8月26日・27日
・測定場所:熊本県阿蘇郡西原村の災害公営住宅
・結果:スタイルシェードはすだれに比べ、室温が最大2.2℃低く測定

これらの実測データが、スタイルシェードの確かな効果を証明しています。
【夏の暑さを解決するおすすめ日よけ商品】
シェードで夏の日差しと紫外線をカットして、心地よい室内に!
LIXILのおすすめ商品をご紹介します。
●外付日よけ『スタイルシェード』

1窓あたり約30分のスピード施工で、最大83%の遮熱効果を実現します。
<動画で見る室温変化>
窓にスタイルシェードをつけた灰の、実際の室温変化を動画でもご確認いただけます。
https://www.lixil.co.jp/reform/coolreform/taisaku01.htm
●外付可動式日よけ『彩風』
紫外線をほぼ100%カット!オーニングで屋外におしゃれな日陰空間を!

カフェのようなおしゃれなデザインが魅力のオーニングタイプ。室内への日差しの侵入を防ぎながら、キャンバスの下に快適な日陰空間を創出します。デッキとの組み合わせで、まるでリゾートのようなくつろぎ空間に。
●テラス屋根『テラスSC』
日差しと風を適度に取り込む「テラス屋根」で一年中快適に!

夏は高く強い日差しを遮り、冬は低く柔らかい光が奥まで差し込む設計。太陽の光をほど良く採り込み、一年中心地よい空間を実現します。
【自然の風を活用した涼しい暮らし】
日差し対策と合わせて重要なのが「風通しの改善」です。
●しのぎやすい日は窓を開けて自然の風を活用
あまり暑くない日や朝晩の涼しい時間帯は、窓を開けて風を通すことで、次のような効果を得られます。
・体感温度が下がる
・こもった熱を放出できる
・エアコンに頼らず過ごしやすくなる
【「創風」という考え方】
機械を使わず、風が室内を自然に流れるように工夫することを「創風」といいます。
「創風」を実現するには次のような方法があります。
●自然換気の基本原理
・暖かい空気は上に移動する性質を利用
・入口を低く、出口を高く配置
・風が吹かない日でも温度差によって風が通る
【効果的な風通しの作り方】


●風通しの3つのポイント
・風の入口:風上側の窓(小さめでOK)
・通り道:室内の障害物を最小限に
・風の出口:風下側の窓(大きめが効果的)
窓が1つだけでは風は通りません。
最低でも2つ以上の窓があり、できれば対面している配置が理想的です。
【ドアを閉めたまま風を取り入れる採風システム】
防犯面で窓を開けるのが心配な方におすすめなのが、採風タイプの商品です。

ドアを閉めたまま通風できます!

玄関だけでなく、勝手口も創風タイプにすれば風通しがいっそう良くなります。
<採風タイプのおすすめ商品>
●採風玄関ドア『リシェント玄関ドア』

・ドアを閉めたまま風が取り入れられる
・網戸付きで防犯・防虫対策も万全
・新鮮な空気を室内に招き入れ可能
●収納式玄関網戸『しまえるんですα』

・簡単に取り外して丸洗い可能
・戸先にマグネット埋め込み、隙間なく閉まる
・コンパクトで収納場所に困らない
●リフォームシャッター

・既存の窓に外壁の上から簡単取り付け
・シャッターを閉めたままでも風を採り入れ可能
・防犯性も大幅にアップ
●取替雨戸パネル

・木製の雨戸枠に収まる取替雨戸
・断熱、採風、採光など多彩な機能から選択可能
・古い雨戸を手軽にアップグレード
【まとめ】
今回は、日差し対策と風通しの改善で、夏の暑さを軽減する方法についてご紹介しました。
簡単に内容をまとめると、次のようになります。
<日差し対策>
・外付日よけで熱を83%カット(室温3.4℃ダウン)
・紫外線99%カットでお肌と家具を保護
・約30分のスピード施工で手軽に導入
<風通し改善>
・自然の風を活用してエアコン使用量を削減
・採風システムで防犯性を保ちながら換気
・創風の考え方で効率的な風の通り道を作成
このような対策により、エアコンだけに頼らない快適で省エネな夏の住環境を実現できます。
次回は、さらに根本的な解決策として「窓の断熱性を高める方法」について詳しくお話しします。
内窓の設置や高性能ガラスへの交換など、冷房効率を劇的に改善する方法をご紹介しますので、ぜひご期待ください。
住まいの暑さでお困りの方、日差し対策や風通し改善についてご相談されたい方は、ぜひお気軽にLIXILリフォームショップ内海建設までお問い合わせください。
文:LIXILリフォームショップ内海建設 店長 岡田