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社長 晴耕 2025.07.01

【リフォーム事例紹介】 菊川市K様邸|前編

築年数がかさむと、建物の老朽化はもちろんですが、
断熱性能が低い住宅では、冬の寒さや夏の暑さに悩まされる方が多くいらっしゃいます。

特に室内の温度差が健康にも大きく影響するため、早めの対策が重要ですね。

現在は「先進的窓リノベ」をはじめとするお得な補助金制度もありますので、それらを活用しながらのリフォーム計画をぜひお気軽にご相談ください。

今回は、実際にその補助金を活用してリノベーションを実現されたK様邸の事例をご紹介します。

平成4年に建築された築30年超のお宅で、使われなくなった和室を活用してリビングを拡張し、
キッチンも対面式に変更しました。

さらに先進的窓リノベの補助金を活用して全窓に内窓を設置し、寒暖差に悩まされていた住まいを快適で省エネ性能の高い住まいへと「ここちリノベーション」しました。



<工事概要>

工事期間:約3か月(2月〜4月)2期に分けて施工

主な工事内容:

・1階全体の間取り変更、内装工事

・2階のトイレ・洗面台交換

・屋根を瓦からガルバリウム鋼板に変更 耐震を強化するために軽量化しました。

・浴室以外全窓への内窓設置

・6畳和室を7畳の洋間に模様替え

・キッチン・ユニットバス・洗面化粧台交換

・「先進的窓リノベ」の補助金活用、窓以外に対象となる水廻り機器もあり。

今回は以上のようなリノベーションをされた、K様ご夫妻にお話を伺いました。

【リフォームお披露目会開催お知らせ】

7月5日(土)にK様邸のリフォームお披露目会を開催いたします!

実際のリフォーム成果をご覧いただける貴重な機会です。ぜひお気軽にお越しください。

→詳細はこちら



お施主様インタビュー

―まず、リフォームを決意されたきっかけは?

奥様 実は5年ほど前からリフォームを考えていたんです。一番の悩みは壁のシミと、家の裏側にできたコンクリート壁の影響でした。急傾斜地対策で設置された壁なのですが、その壁からの照り返しがひどくて…

ご主人 夏は照り返しで台所が異常なほど暑くなり、冬は逆に日が当たらず極寒状態。年を重ねるにつれて、特に冬の寒さが辛くなってきました。

奥様 冬の朝なんて室温が3度まで下がることもあって。台所、お風呂、トイレ、どこもかしこも寒くて。主人が「お風呂かトイレで命を落としそうだ…」と毎回言うほどでした(笑)。それで、これは本格的にリフォームしないといけないなと思ったんです。

―内海建設にご依頼いただいた決め手は?

ご主人 内海建設さんはこの家を建ててくれた会社なので、家の細かい部分までよくご存知でしょうし、リフォームの実績も多いので安心感がありました。

奥様 他のリフォーム会社も検討しましたが、やはり家の構造を知り尽くしている会社にお願いするのが一番だと思いました。

ご主人 本当はもっと早くやりたかったんですが、親族の不幸が続いて、なかなかタイミングが合わなかったんです。年廻りも良くなくて、結果的に5年も先延ばしになってしまいました。

奥様 そんな時にちょうど内海建設の幸子さんが別の要件で訪ねて来てくださって、相談してみることにしたんです。それで、年廻りを見てもらったら、2月、7月、11月が候補に。「でも、7月は暑いし、11月は工事期間に段々寒くなるよね」ということで、2月にスタートすることに決めました。

―リフォーム前のお宅はどんな状況でしたか?

奥様 建物の老朽化自体も気になりましたが、30年前の家の仕様ではとにかく寒いのが一番辛かったです。夏もコンクリート壁の照り返しで暑かったですし…

ご主人 築30年を超えた家なので、今の断熱基準とは全く違いますからね。周囲から最近の家は暖かいという話をよく聞くので、どうしても比較してしまって。

―和室をリビングに変更されたのはなぜですか?

ご主人 昔の家なので、地域の方々の集まりなどがあったときのために、8畳の和室の隣に6畳の続き間の和室を設けてあったんですよ。でも6畳間は実際はリビングと8畳の和室を行き来するための通路としてくらいしか使い道がなかったんです。つまり、間取りが現代の生活スタイルに合わなくなっていたということです。

奥様 そうなんです。本当にもったいない状況でした。それならリビングと一体化して、有効活用したいと思ったんです。

―リフォームをして結果的に使いやすくなりましたか?

奥様 とても使いやすくなりました。6畳の和室はリビングと同じフローリングにしてもらい、仕切り戸を開けておくとリビングと一体化して、広々と使えます。壁面に造作のカウンターを付けてもらって、テレビボードとして利用しているんですが、ゆったりくつろげる場所がもう一つ増えた感じで気に入っています。



―キッチンも大きく変更されましたね。

奥様 以前は北側の窓に面した「I型キッチンスタイル」でした。北側の外部コンクリート擁壁の照り返しで夏は灼熱、冬の朝は寒いという温熱環境が悪るい部屋でした。それを対面式に変更して、北側の外壁部には断熱材を増やしてもらい、背を向けて作業ができるような配置にしたんです。対面式だと、家族の顔を見ながら料理ができるし、開放的なので、気持ちよく炊事ができます。

―設備はどちらのメーカーを選ばれましたか?

奥様 キッチンもお風呂も洗面台も、すべてLIXILで統一しました。ショールームでイベントがあった時に新井さんと一緒に見に行って、現物を確認しながら決めました。

ご主人 そうだね。その場で一度に全部決めたよね。

―断熱性能の向上のために、今回内窓も設置されましたね?

奥様 そうです。お風呂以外の1階のすべての窓に断熱性能と防音性能の良い内窓を設置し、お風呂は大きな既存の出窓を取って新たに付け替えました。これから夏と冬でどれだけ変化があるか楽しみです。光熱費の節約にも期待しています。

ご主人 すでに防音効果は実感していますよ。周りの音が聞こえにくいので、とても静かになりました。

奥様 それに、先日ちょっと暑い日があったんですが、サッシを開けた途端にむっとした外の空気が入ってきて、「これだけ外と内の温度が違うんだな」と内窓の効果を実感しました。

―リフォーム後の住み心地は?

奥様 何よりも明るくなったのが一番うれしいですね。実は、この家の東側に今は使っていない平屋があったんですよ。今回リフォームに入る前に、その建物を解体してもらったので、東側の窓から光が入るようになり、リビングがすごく明るくなったんです。以前は圧迫感を感じましたが、それもなくなりました。

ご主人 収納も工夫してもらえたのが良かったですね。実は、狭くて奥行きの深かった6畳の和室の物入れを、反対側の脱衣所からも使えるように変更してもらったんです。奥行きが浅くなった分、使い勝手が格段に良くなりました。横に物を広く置けるようになって、奥に詰め込む必要もなくなったので、本当に便利です。

(後編へ続く)

【リフォームお披露目会開催のお知らせ】

7月5日(土)にK様邸のリフォームお披露目会を開催いたします。先進的窓リノベの効果や和室からリビングへの変更、対面式キッチンなど、実際の仕上がりをご覧いただけます。リフォームをご検討中の方はぜひこの機会にお越しください。詳細は内海建設までお問い合わせください。

→詳細はこちら

文:内海建設 内海 明

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