当社の家づくりスタッフとして活躍されている協力業者さんをご紹介するシリーズ。
今回は、住宅の確認申請の仕事をお願いしている川合建築設計事務所の一級建築士・川井宣之さんです。

【スタッフ紹介】
川井建築設計事務所
川井 宣之さん　

Q：内海建設とはいつ頃からのお付き合いですか？

内海社長との出会いは、今から37年前のこと。31歳頃に一級建築士の試験を受けに行った時に知り合って以来の仲です。現在は、内海建設さんの新築物件の住宅確認申請を担当しています。

Q：社長の内海は、川井さんからみてどんな人ですか？

内海社長は実直で明るい性格で、向学心が高く、勉強好きな方ですね。出会った当初から変わりません（笑）。

Q：内海建設の会社の雰囲気は？

いつも明るい雰囲気なのがいいですね。事務所を訪ねると、女性スタッフの皆さんがいつも笑顔で迎えてくれます。

Q：内海建設の家づくりに対する感想は？

「内海社長の性格がよく出ているな」と感じます（笑）。内海社長は住まいに対する考え方や仕事の進め方がきちんとしているので、図面にも、施工自体にも、それがしっかりと反映されているんですよね。お客様への対応をみていても、非常に誠実さを感じます。

Q：住宅確認申請とはどんな仕事ですか？

住宅確認申請とは、新しい住宅を建てる際に必要な法的手続きのことで、これから建てようとする住宅が建築基準法などの法律で定められた基準を満たしているかを確認するための申請です。

Q：最近の住宅の傾向は？

最近は性能重視の住宅が多いですね。メディアでも性能重視の住宅の広告が多いので、必然的にそういう傾向になりますよね。でも、それは全然悪いことではありません。住まう人の体にも良いし、建物自体のためにもメリットが多々あります。

Q：川井さんご自身が住まいを設計する際に心がけていることやポリシーは？

普段仕事をしていると、無意識にそうなってしまうんですが、とにかく「自分の家をつくる」という気持ちで設計に取り組んでいます。
また、設計時には「使いやすい家」になるようにプランを考えます。お施主さんが今まで経験したことのないような場面のプランを作る際には、自分の知識や経験を盛り込んでプランをご提案するようにしています。
ポリシーとしては、住まいはお施主さんが一生をかけて作るものなので、生半可にはできないという責任を常に感じながら仕事と向き合っています。住宅は一生に一度しか建てられないくらい大金がかかるし、お施主さんはその家で生涯を過ごすことになるので、設計者の責任は非常に大きいと感じています。

Q：これから住まいを新築される方へのアドバイスは？

住宅をつくる側の私がそんなことを言ってはいけないかもしれませんが、あまり家に傾注しぎるのはもったいない気がします。家にお金をかけすぎてしまって、住宅ローンの返済に追われるような生活になってしまったら本末転倒です。ですから、「あまり肩に力を入れすぎないで・・・」という気持ちはありますね。家を使用する期間と、自分たちの生活スタイルを考えて冷静に判断し、費用的に無理のない計画を立てることをおすすめします。

Q：リフォームの仕事において普段心がけていることは？

リフォームの仕事をしていて一番気になるのは、やはり地震対策です。この先必ずと言っていいほど大地震がくるので、リフォームの際には建物に筋交いを入れるなどして、少しでも構造を強くするためのご提案をします。
家は、子どもが小さい頃と大きくなった後とでは暮らし方が大きく変わるし、今の暮らしと合わない部分も生じてくるので、リフォームはやはり必要だと思うんです。でも、リフォームを計画されるお宅はある程度築年数が経っていて老朽化も進んでいるため、リフォームでせっかく壁を破ったりするのであれば、構造を強くしてあげなければいけないと思っています。例えば、間取りを変更する際に、「柱が邪魔になるので取りたい」とお施主さんが希望されても、その柱を取ると建物の構造が弱くなってしまうのでは取ることはできません。そういうときにはお施主様とじっくり話し合いをします。

Q：最後にプライベートな質問ですが、休日の過ごし方は？

休日に用事がないときは、釣りに行くことが多いですね。海でも、川でも、池でも、どこでもやります。渓流釣りは転ぶと危ないので最近は止めたし、この辺に池にブラックバスがいなくなってしまって池にもあまり行かなくなりましたので、最近一番多いのは海釣りかな。採れた魚を自分でさばいて食べると格別に美味しいですね。

・・・川井さん、どうもありがとうございました。
「自分の家を設計するような気持ちで」という言葉からもおわかりのように、堅実な人柄をお持ちの川井さん。お施主さんの暮らしを第一に考えて新築やリフォームと向き合う姿勢は、住まいづくりに対する使命感と責任感の表れです。
長年の経験から得られた確かな知見と深い洞察力を生かして、これからも私たちをサポートしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

文：LIXILリフォームショップ 内海建設　店長・岡田