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岡田 晴耕 2024.11.01
侵入犯罪から身を守るために!秋の防災・防犯リフォーム
みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ内海建設の店長・岡田です。
最近、ニュースで闇バイト強盗の被害が続々と報道され、お一人暮らしや高齢者の方々は特に不安な毎日を過ごされていることと思います。
また、秋のシーズンは1年の中で最も強盗や窃盗などの被害が多いともいわれます。
そこで今回は、秋の犯罪被害リスクと、防犯対策、そして、LIXILがおすすめしている「秋の防災・防犯対策!窓まわりリフォーム」についてご紹介します。
『秋に潜む犯罪被害リスクとその背景』
警察庁の統計によると、住宅への侵入犯罪は10月に最も多く発生する傾向にあります。これには、季節的な要因が大きく関係しています。
まず、日が短くなることで、夕方から夜にかけての暗い時間帯が増えます。特に夕方17時から19時の時間帯は「マジックアワー」と呼ばれ、帰宅時間帯にもかかわらず、家の中が暗く無人に見える時間が発生するため、交通事故や、窃盗などの犯罪が増えるといわれます。
また、秋は行楽シーズンということもあり、週末に旅行や行楽で家を空ける機会が増えます。さらに、気候が過ごしやすいことから、窓を開けたまま就寝してしまう家庭も多くなります。こうした生活習慣の変化が、犯罪者に隙を与えてしまう原因となっているのです。
加えて、年末に向けて現金を狙った犯罪が増加する傾向にあることも見逃せません。10月は、ボーナスシーズンや年末商戦を前に、犯罪者が活発に動き始める時期とされています。
『強盗に狙われやすいのはこんな家』
では実際、どんな家が強盗に狙われやすいのでしょうか?
ネットなどで公表されている狙われやすい家には10の特徴があります。
<強盗に狙われやすい家の10の特徴>
①目立たない場所に家があり、建物の周りが雑然としている
②周囲に高い塀やフェンス、樹木などが多く、隠れやすい場所がある
③門やフェンスの施錠がされていない
④照明が少なく、夜間は真っ暗になる
⑤建物にドアや窓が多く、室内に侵入しやすい
⑥玄関の鍵が古かったり、ドアの立て付けが悪かったりして防犯性が低い
⑦駐車場に高級車が常に置いてある
⑧洗濯物など、家族構成がわかるものが目につきやすい場所にある
⑨高齢者や一人暮らしの住まいだと判別しやすい
⑩ご近所との交流が少ない
さらに、最近の闇バイトによる集団犯罪のような場合には、
・防犯システムが不十分
・近くに車を停めやすい
・逃走ルートが複数ある
・逃走を困難にするような交通量の多い交差点や鉄道の踏切がない
・警察からのアクセスが悪い
といった特徴も挙げられます。
強盗に狙われにくい家にする秘訣は窓にあり!
窓は泥棒が侵入しやすい経路であり、住宅の防犯対策において重要な部分です。
無施錠やガラスを破って侵入するケースが多いため、防犯ガラスやシャッター・雨戸の利用が効果的です。
令和元年から令和3年までの窓からの侵入窃盗の認知件数は30,182件ですが、シャッターを破っての侵入は7件(0.02%)のみです。
つまり、シャッターがあることで、99・98%侵入を防ぐことが可能なのです!
また、窓は住宅の中でも特に外部環境と接することが多く、災害時のリスクも高い部分です。
台風などの災害時に窓ガラスが割れるリスクがあり、ガラスが割れてしまえば室内に風雨が直接入り込み、家具や家電などに被害が及びます。
また、2階の窓であっても、強風の影響で屋根が吹き上がるリスクがあるため注意が必要です。
【LIXILの防犯対策リフォーム・おすすめ商品】
では、具体的にどんな対策を取れば、住まいの防犯性を高めることができるのでしょうか?
まず一つ目は、シャッターや雨戸を取り付けることです。
シャッターや雨戸は外からの視線を遮り、不審者が侵入経路として選ぶことを防ぎます。また、災害時には窓ガラスの破損や飛散を防ぎ、強風や豪雨から住まいをしっかりと保護します。
<既存住宅にシャッターや雨戸がついていないなら・・・>
おすすめ商品①『リフォームシャッター』
既存住宅にシャッターや雨戸がついていないなら、リフォームシャッターがおすすめです。
「リフォームシャッター」は、電動シャッター採用時に必要だった電気工事が不要の業界初のAC アダプタ仕様のシャッターで、防犯・防災に最適!2階の窓にも設置可能です。
室内側に配線を通して、ACアダプタを室内コンセントに差し込むだけで電動シャッターの取付けができます。
電気工事が不要なので、スピーディに施工が完了。機能は従来の電動シャッターと変わらないので、手軽に電動へグレードアップできます。
【参考商品価格】
W1,690 × H1,100mm ¥223,100
W1,690 × H2,000mm ¥240,500
電動標準タイプACアダプタ仕様
★わかりやすい動画もぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=OPOHSKpZh48
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/rshutter/
おすすめ商品②『リフォーム雨戸』
「リフォーム雨戸」は、わずか2時間で外壁の上から簡単に後付けできる雨戸で、古くなった木製一筋の雨戸パネル交換に最適です。
断熱、採風、採光といった多彩な機能から選ぶことができます。
台風時の飛来物や侵入者からしっかりと守り、外出時や就寝時にも安心です。
【参考商品価格】
W1,690 × H1,170mm ¥101,200
壁付 鏡板付戸袋(フタ無)ルーバー仕様
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/torikae_amado/
<既にシャッターや雨戸が付いているけれど交換したいなら・・・>
おすすめ商品①『取替シャッター』
既存のシャッターを最新のシャッターに交換できます。
電動で快適・安心・電動はリモコン・スマホで操作可能です。
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/torikae-shutter/
おすすめ商品②『取替え雨戸パネル』
古い雨戸パネルを交換できます。
暮らしや地域の気候に合わせて3タイプをご用意!
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/torikae_amado/
<玄関まわりの防犯リフォーム>
玄関は住宅への主要な出入り口であり、泥棒の侵入経路としても最も多く狙われる場所です。現代の泥棒は、単純なピッキングだけでなく、サムターン回し(ドアの外側からサムターンを回して解錠する手法)やカム送り解錠(錠の本体を特殊な針金で直接攻撃して開錠する方法)など、高度な技術を使用することもあります。
そのため、玄関の防犯対策では、まず信頼性の高い錠前を採用することが重要です。
おすすめ商品①『リシェント玄関ドア3』
リシェントの玄関ドア3は、噛み合わせががっちりした3つの鎌付きデッドボルトが特徴。
さらに、ピッキングに負けない2ロック仕様で、複製が困難なディンプルキーを採用しています。
また、スマートロックシステム「FamiLock 」を採用すると、専用アプリで外出先から施錠・開錠の履歴も確認できます。
<窓まわりのセキュリティ向上リフォーム>
窓は、玄関に次いで侵入されやすい場所です。特に、1階の窓や、ベランダなどから手の届く2階の窓は要注意です。窓の防犯対策で重要なのは、「破られにくさ」と「開けられにくさ」の両方を確保することです。
泥棒は、5分以内に侵入できなければ7割が断念するというデータがあります。
仮に狙われてしまっても、侵入されにくい工夫をすることが防犯対策のカギとなります。
おすすめ商品① 内窓「インプラス」
内窓「インプラス」は、今ある窓に内窓をプラスするだけなので工事も簡単!
内窓を取り付けることで2ロックになり、侵入しにくくすることができます。
また、「侵入抑止効果」だけでなく、「断熱効果」「結露軽減」「遮音効果」「UVカット」「経済性」といった6つのメリットがあります。
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/inplus/
おすすめ商品② 取替窓「リプラス」
傷みや不具合が目立ってきた窓を新しい窓に取り替えて、見た目も機能もグレードアップ。
今ある窓枠の上から、新しい窓枠を取り付けるだけだから、壁をこわさず、1日でリフォームが完了。さらに、窓の種類を変更したり、窓のサイズを小さくしたりすることも可能です。
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/replus/
おすすめ商品③『プラスαでさらに安心』
さらに防犯性を高めたいなら、インプラスやリプラスに加えて、次のオプションを採用することをおすすめします。
・安全合わせガラス
対貫通性に優れているため、「こじ破り」や「うち破り」の対策になります。
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/ew/variation/glass-option/
・高強度面格子
強度が高い格子で窓をしっかりカバー。
侵入の時間かせぎと視覚的な抑止効果があります。
★商品の詳しい説明は下記をご参照ください。
https://www.lixil.co.jp/lineup/window/circumference/
【敷地全体の防犯設計】
住まいの防犯対策は、建物本体だけでなく、敷地全体を見渡して計画することが重要です。
例えば、センサーライトの設置は、夜間の不審者を威嚇する効果があります。特に、人感センサー付きのLEDライトは、省エネ性も高く、維持費用を抑えながら効果的な防犯対策となります。
また、防犯カメラの設置もおすすめします。近年の防犯カメラは、高画質な映像をスマートフォンでリアルタイムに確認できるうえ、価格も手頃になってきています。カメラが設置されていることを示す表示は、それだけで大きな抑止効果を発揮します。
まとめ:今こそ防犯対策を
秋は防犯対策を見直すベストなタイミングです。日が短くなり、年末年始に向けて犯罪が増加する前に、しっかりとした対策を講じることをおすすめします。
犯罪被害への不安がつのる昨今ですが、お一人で悩まれているよりも、誰かに相談した方が不安を解消できます。
リフォームをするか・しないかはさておき、住まいの防犯性に不安がある方はご相談だけでも承りますので、どうぞお気軽にお声をおかけくださいね。
文:LIXILリフォームショップ内海建設 店長 岡田