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岡田 晴耕 2024.09.13

家じゅうが年じゅう快適になる「一棟まるごと断熱」のススメ

こんにちは、菊川市のLIXILリフォームショップ内海建設です。
日本の家の平均寿命はおよそ30年。
大切な家をメンテナンスしながら60年以上も住み続ける欧米に比べると、なんだかもったいない気がしますよね。
それに、人生100年時代を踏まえると、これからの住まいのあり方を考える必要があるように感じます。
そこでご提案したいのが、「一棟まるごと断熱」です。

新築、建て替えも、リフォームもこれまでの当たり前を見直して、新しい住み替えを考えてみませんか?


なぜ今、断熱リフォームが必要なのか?

皆さんはご自宅の断熱性能について考えたことがありますか?
実は、日本の住宅の90%が現在の省エネ基準を満たしていないのです。
これは、多くのご家庭が冬の寒さや夏の暑さを不必要に我慢して生活している可能性があることを意味します。

※出典:国土交通省2019年 社会資本整備審議会資料より作成

また、熱は温度の高い所から低い所へ移動します。住宅においても、冬場で例えると開口部、外壁、床、屋根、換気など、あらゆるところから熱が外へ逃げていきます。室内の快適な温度を保つためには、部分的な断熱では十分ではなく、家一棟まるごとの断熱対策が重要なのです。



断熱性能が低いとこんなリスクが!

さらに、断熱性能が低く、現在の基準に照らして断熱施工が十分でない住宅に住み続けると、冷暖房エネルギーの無駄が多いだけではなく、暮らしの快適性や健康、建物の耐久性に悪影響を及ぼすリスクがあります。



いざリフォームとなると忘れがちな断熱性能

住まいの困りごとのトップ3は、リフォームの前も後も「光熱費」「結露」「寒さ・暑さ」。ところが、具体的にリフォームを検討する段階になると、「浴室」「トイレ」「キッチン」の使い勝手や汚れが困りごとの上位になり、断熱改善のことを忘れがちです。
あとで後悔しないように、断熱リフォームをしっかり行うことが大切です。

リフォーム実施後の住まいの困りごと

※2015年3月 LIXIL調べ

「一棟まるごと断熱」リフォームとは?

LIXILの「一棟まるごと断熱」リフォームは、既存の住宅を新築レベルの高性能な住まいへと生まれ変わらせる方法です。家全体の断熱性能を向上させることで、快適で健康的、そして省エネな暮らしが叶います。

具体的には次のような工事を行います。

①壁・天井・床を高性能断熱材でしっかりと覆います

②窓や玄関ドアを高断熱製品に交換します

そうすることで、外気温の影響が少なく、快適・健康・省エネを実感できる暮らしが叶います。




「一棟まるごと断熱」リフォームのメリット

次に、「一棟まるごと断熱」リフォームのメリットをまとめました。

快適性の向上
・室内の温度ムラが解消され、冬でも足元まで暖かく過ごせます
・部屋間の温度差が少なくなり、ヒートショックのリスクを低減できます

省エネ効果
・高い断熱性能により、冷暖房効率が大幅に向上します
・光熱費の削減につながります

健康的な住環境
・結露の発生を抑え、カビやダニの繁殖を防ぎます
・空気のよどみを減らし、室内の空気質を改善します

環境への配慮
・ CO2排出量の削減に貢献し、持続可能な暮らしを実現します

コスト面のメリット
・新築や建て替えに比べて、建築コストを抑えることができます
・既存の住宅を活かすため、解体や廃棄物処理の費用が不要です


「一棟まるごと断熱」すると、こんなに快適!

メリットの項目にも挙げられているように、家一棟をまるごと断熱すると快適性が格段にアップします。特に注目したいのが次の3つの快適性です。

1:足元まで空間全体が暖かく、冷え性の方にもやさしい空間が叶います
まずは、断熱リフォーム前と後の室温の比較をご覧ください。
どちらも外気温0℃ 暖房設定温度20℃です。

※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。

上記の画像からもおわかりのように、高断熱リフォームによって断熱性能を高めることで、部屋の上下の温度差が減少し、暖房は効いているのに足元が寒い・冷える、といった暮らしの悩みも解消されます。

2:部屋間の温度差が少なく、ヒートショックのリスクを低減

次に、断熱リフォーム前後の気密・断熱性の変化による室温の状況を比べてみましょう。
どちらも外気温0℃ 暖房設定温度20℃の設定です。

※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。

このように、家全体の断熱性能を高めると、部屋間の温度差も少なくなり、冬場のヒートショックのリスクを低減できます。
入浴時の脱衣室やトイレで「ぶるっと震える」寒さからも解消されます。


3:断熱性能を高めると、体感温度が暖かくなります

さらに、今度は断熱性の高い家と低い家の体感温度を比べてみましょう。



人のカラダは空気温度だけではなく、床・壁・天井面からの輻射熱も感じとります。
部屋の温度計が20℃でも、断熱性能の高い家では体感温度が19℃、断熱性能の低い家では15.4℃。断熱性能によって、大きな体感温度の差が生じます。

まとめ
このように、「一棟まるごと断熱」リフォームは、快適性、省エネ性、健康面など、多くのメリットをもたらします。住み慣れた家で、より快適に、そして長く暮らし続けるための賢い選択肢だといえるでしょう。
「一棟まるごと断熱」に興味がおありの方は、ぜひLIXILリフォームショップ内海建設にお問い合わせください。
お客様のライフスタイルに合わせた最適な断熱リフォームプランをご提案いたします。
快適で省エネな暮らしへの第一歩を私たちと一緒に踏み出しませんか?

文:LIXILリフォームショップ内海建設 店長 岡田

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