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社長 2024.08.26

新築のお施主様インタビュー:菊川市S様邸 前編

当社で住まいを新築された菊川市のS様ご夫妻に、家づくりについて伺ったインタビューをご紹介します。

退職後のセカンドライフをしっかりと計画し、平屋の間取りをご自身でプランされたS様。
ご主人が手描きで作成した図面には、これからの暮らしをしっかりと見据えたご夫妻の想いが明確に反映されていました。

そのプランをベースに、家づくりのプロとしての観点から、「構造上の問題はないか」「動線に不便な箇所はないか」「ドアの開きや採光、風通しなどに問題はないか」といった細かい点までチェックし、内容をブラッシュアップ。お施主様と細部を確認し合ったうえで、結果的にはほぼ最初の図面通りの住まいが実現しました。


・・・・・・・・お施主様インタビュー・・・・・・・

【新居建築のきっかけ】

新しいお家を建てようと思われたきっかけを教えていただけますか?

ご主人 もともとは両親が建てた隣の二階建ての家に住んでいたんですが、私も62歳になり、この先のことを考え始めたんです。
80歳になって家の老朽化が進んでから取り壊して建て替えるのは大変だろうし、息子と娘が東京方面に就職し、将来的に家に戻る予定もないので、大きな家を残すよりも、私たち夫婦に合った小さめの家を建てた方がいいだろうと考えました。

前のお宅はどのくらいの築年数だったのでしょうか?

ご主人 私が3歳の時に建てた家なので、だいたい築60年になりますね。増築した部分は築35年くらいです。最初から建てられていた部分は、やはりかなり年季が入っていました。

家づくり計画では、どのような家を希望されましたか?

ご主人 これからの暮らしを見据えて、コンパクトな平屋を計画しました。今までの家は2階建てで、夫婦2人で暮らすにしてはかなり広かったんですよ。
でも、今後の生活を考えると、そこまでの広さは必要ありませんからね。それに、荷物もかなり多かったので、家を建て替えるのをきっかけに、長年たまっていた不要な荷物も整理しようと思いました。

荷物の整理は大変だったのではないですか?

ご主人 ええ、確かに大変でした。60年以上住んでいたので、両親の遺品やら何やら、本当にたくさんの物が詰まっていましたから。
でも、完成後の新生活を考えると、ある程度の取捨選択は避けられません。新居が完成して、生活に必要なものはこちらに移動しましたが、今も旧宅には荷物がまだまだたくさんあって、整理を進めているところです。



【住宅会社選びの理由】

内海建設を選んでくださった理由を教えていただけますか?

ご主人 内海建設さんは地元の同じ自治会で、地域のことをよく知っている会社ということで、安心感がありました。また、20年ほど前に、古い家の耐震工事をお願いしたことがありまして、その時の対応が良かったので、迷うことなく建て替えをお願いしました。

奥様 新築のお披露目会で内海建設さんの建てた家を見学させていただけたので、すごく参考になりましたし、安心して家づくりをお願いできました。



【理想の家づくり】

平屋を希望されたのはなぜですか?

ご主人 先ほどもお話ししましたが、2人暮らしなので余計な部屋は必要ないし、平屋で十分だと思って。それに、将来的なことを考えて、階段の上り下りが必要ない家にしたかったんです。
子どもたちが帰省したときのことを考えると二階建てのほうがいいかな・・・と一瞬悩んだりもしましたが、自分たちの年齢のことや地震のことを考えると、平屋が一番安心だと判断しました。

間取りについては、どのようにお考えになりましたか?

ご主人 間取りは、2、3年前からずっと自分であれこれ考えて決めました。旧宅の家の中の寸法をあちこち計って広さのイメージを把握し、ここはこのくらいの広さにしようとか、家具はここに置こうとか、細かいところまで考え抜きました。
特にリビングとダイニングは家の中心となるので、明るく開放的な雰囲気を大切にしました。リビングに畳コーナーを設け、その先にも和室を確保してあるのが、我が家ならではの特長です。和室は、普段はリビングの延長として使いますが、来客時には独立した客間として使えるようにしています。将来、子どもたちが結婚して家族を連れて帰省したとき、畳敷きなら布団を並べて全員寝泊まりできるかと思いましてね。



奥様は家づくりについて何かご希望がありましたか?

奥様 プランはほとんど主人が考えてくれたので、ほぼ任せきりだったんですが、キッチンスペースは私が中心になってプランしました。手の届きやすい高さに収納を設けたり、使い慣れた位置や高さに電化製品を置けるようにしたりと、私の使い勝手に合わせて作ってもらえたので、使い勝手が抜群です。
それと、新築にあたってはサンルームも希望しました。洗濯物を夜に洗って干しておけるし、外出中に雨が降ってきても濡れるのを心配しなくていいので助かっています。でも、私の仕事の関係で思いのほか毎日の洗濯物が多いことに後で気づき、もうちょっと広くしてもよかったかなと思っています。


ご主人 それと、建具は引き戸を採用することにこだわりました。引き戸だと空間に無駄がないし、開き具合も調整できるなど、色々メリットがあるんですが、唯一気になったのが、上吊り引き戸の音。上吊り引き戸はレールがないので掃除がしやすく、安全な点はいいんですが、開け閉めするときの音が意外と響くんです。
例えば、寝室で寝ていてどちらかがトイレに立つとき、上吊り引き戸の「ガラガラ、ゴトン」という音が気になって。入居当初はその度に目が覚めたりしましたが、最近はだんだん慣れてきました。

・・・・・後編へ続く・・・・・

文:内海建設 代表取締役 内海 明

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