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岡田 晴耕 2024.07.05
内海建設の家づくりスタッフをご紹介します【VOL24】
みなさまこんにちは。LIXILリフォームショップ内海建設の店長・岡田です。
当社の家づくりスタッフとしてご協力いただいている業者さんをご紹介します。
今回ご紹介するのは、畳工事をお願いしている坂部畳店の坂部茂樹さんです。
【スタッフ紹介】
坂部畳店
坂部 茂樹さん
Q:まず、坂部畳店さんのことについて教えてください。
当店は、先代の父親が創業し、今年で54年目になります。現在は私が家業を受け継ぎ、妻と二人で畳店を経営しています。工事の内容としては、「表替え」といって表面を張り替えるリフォームと、畳をそっくりそのまま入れ替えてしまう「新調」という2種類の仕事が主になります。
商圏は菊川市が中心ですが、賃貸アパートなどの請負業務については清水市から豊橋市まで幅広く仕事をしています。菊川市にはもともと畳屋が4店あったのですが、ご高齢で廃業される方が相次ぎ、今では当店のみとなってしまいました。畳は日本の伝統文化なので、これからも受け継いでいかなければならないのですが、なかなか難しいのが現状です。
Q:普段のお仕事で心がけていることは何ですか?
私たちの仕事はお客様と直接やりとりする機会が多いので、まずは人として信頼いただくことが大切だと考えています。お客様からご連絡があると、店主の私がまずお宅に伺って、ご挨拶をしっかり行います。そして、お見積もりの段階から、お施主様のお話をよく伺い、信頼関係を築くようにしています。
Q:内海建設の会社の雰囲気はどんな印象をお持ちですか?
内海建設さんは社長やスタッフの皆さんだけでなく、現場の職人さんもみんな温かくて明るい方ばかりなので、とても仕事がしやすいですね。また、見積りの段階から打ち合わせや連絡を密にしていただけるので、仕事がスムーズに進みます。
Q:内海建設の建てる家についてはどんな印象をお持ちですか?
どの現場も本当にきれいですね。建築現場にはいろんな業者さんが出入りしますが、内海建設さんの現場は整理整頓が徹底されていて、ホコリがたまらないように掃除もすごく丁寧にされています。
畳工事は、大工工事や内装工事の業者さんの作業が終わる頃に現場に入るのですが、建築現場によっては、内装の仕上げの段階になっても現場が散らかっているケースもあるんです。
でも、内海建設さんの現場では一切そういうことがありません。それぞれの業者さんが作業に入る順番がしっかり守られていて、段取りもすごくいいので、とても助かります。
Q:最近の畳の傾向について教えてください。
生活スタイルの変化に伴って、最近は「畳離れ」が進行しているといわれています。でも、昔のような「客間」としての用途は減ったものの、若い世代の間ではリビングの一角に畳スペースを設け、小さなお子様のお昼寝やおもちゃ遊びのスペースとして利用するケースなどが増えてきました。
また、菊川市内で築年数の経ったお宅には、通しのお座敷のある家がまだまだたくさんあるので、畳替えの需要も依然としてあります。畳替えの場合には、基本的には朝お預かりして夕方納品するという形で、施工の場合は2、3日みていただければ大丈夫です。工事では家具や荷物などを移動したりする必要も出てきますが、事前にお打ち合わせをして、ご要望に沿う形で準備させていただいています。
Q:最近は畳の素材の種類も増えてきていますね。
そうですね。昔はイグサの畳がほとんどでしたが、最近ではカラーバリエーションが豊富な和紙の畳や、汚れや水に強い樹脂の畳など、素材の種類もいろいろあります。また、縁無し畳を用いて和室をモダンに仕上げるお宅も増えています。素材も縁の有無も、使う場所や用途、デザインなどに合ったものを選ばれるといいと思います。
住宅会社さんによっては、畳は標準仕様で1種類のみという会社もあるのですが、内海建設さんの場合は、幅広い商品の中から、お客様のご要望やプランの内容に最も適した商品を選んで提案していただいているので、お客様想いの会社だなと日々感じています。
Q:坂部さんにとって畳の魅力とは?
和室は「和(なご)む」と書きますので、やはり人々に「なごみ」を提供してくれることが畳の一番の魅力だと思います。座ったり、寝転がったりと、いろんなスタイルでリラックスできますし、新しい畳のイグサの香りはすごくいいですよね。
よくお客様のお宅の畳替えをさせていただくと、「とてもいい香りがする」と喜んでいただけることが多いんですよ。やはりそれがこの仕事をしていて一番やりがいを感じるときですね。
Q:最後に、プライベートの過ごし方や趣味について教えてください。
私は外遊びが好きなので、休日にはキャンプやスノーボードによく行きます。スノボは20年来の趣味で、妻や息子たちと家族揃って年に2回はスノボをやりに行きますね。息子たちも成人して、上の子はもう24歳ですが、一緒に付き合ってくれています。
・・・・・・坂部さん、どうもありがとうございました。
畳は奈良時代から使われ始め、日本独自の床材として受け継がれてきました。主材料のイグサは、断熱性や保温性に加えて弾力性にも富んでいるため、小さなお子様からご年配の方まで安心して過ごせます。
坂部さんがおっしゃるように、和室や畳スペースは「なごみ」を提供してくれる空間でもあるので、これから新築やリフォームをする際にも、どこかしらに設けられるといいですね。日本の伝統の床材を絶やすことなく未来へ受け継いでいけるよう、私たちもいろいろな形で畳スペースのご提案をしていきたいと思います。
文:LIXILリフォームショップ内海建設 店長・岡田