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社長 晴耕 2024.05.10

【新築事例紹介】菊川市Y様邸 前編

内海建設で建て替えをさせていただいた、菊川市のY様邸の施工事例を前後編に分けてご紹介します。
築60年の愛着深い我が家を、今とこれからの暮らしに合わせて建て替えた菊川市のYさん。
現在はご夫婦と成人された娘さんの3人暮らしで、当初はリフォームを希望されていましたが、さまざまな角度から建て替えと比較した結果、建て替えを選択されました。
前編は、Y様のこうした家づくりの経緯や、構造・性能などのポイントをご紹介します。



『旧宅でのお困りごと』

築60年の旧宅は、車が通ったときの振動や、冬の寒さや隙間風が気になっていたというYさん。
冬の朝、5時頃に起床すると、手がかじかんだり、吐く息が白くなったりするくらい寒い一方、夏は台所の室温が30℃を超えることもよくあり、料理を作るのも、食べるのも大変な状況でした。
また、旧宅は昭和56年以前に建てられた旧耐震基準の建物だったため、大地震や台風など、災害時に建物が持ち堪えられるだろうかという不安もありました。
間取りについても、家族がみんなで集まって食事をしたり、団らんの時間を過ごしたりできるスペースがないことや、家事の動線が不便なこと、収納が足りないことなど、今の暮らしに合わない点が多々あったため、暮らしやすくて家事楽な住まいを希望されました。

『お困りごとの解決策』

敷地が車通りの激しい場所に位置しているため、車が通ったときの振動を抑えることができ、なおかつ耐震性をしっかり持たせるために、当社が推奨するコーチパネルを使って家を建てることに。コーチパネルには、ネオマフォームという高性能な断熱材付きのタイプがあるため、これを採用することで断熱性能も高めることができます。
また、補助金の取得や、これから長く住まうことを考えて、長期優良住宅の認定取得をお勧めしました。
間取りについては、お客様と話し合いを重ねて、家族が集まって団らんを楽しむための広いLDKや、水回りを集約した家事効率の高い配置をご提案しました。

『リフォームではなく建て替えを選ばれた理由』

Yさんは当初、リフォームを検討されていましたが、敷地の状況を考えると、車が通るときの振動を抑え、耐震性能を高めるには旧宅の基礎の状態では難しいため、新築を選ばれました。費用的な面では、リフォームよりも建て替えの方がお金がかかるものの、すべての課題を解決できての建て替え費用と、無理な部分は目をつぶってのリフォーム費用を天秤にかけると、建て替えの方がメリットが大きいという判断のもと、建て替えを選ばれました。
また、あらかじめ予算をお聞きしていたので、費用については間取りや設備、素材などを検討して、予算内で収まるように計画を進めました。



『家族の暮らしと健康を守る3つの性能ポイント』

ポイント① 高断熱の省エネ住宅

HEAT 20・G1クラスの断熱性能で夏は涼しく、冬は暖か
高性能な断熱材や、Low-Eペアガラス・アルミ樹脂複合サッシを用いることで、HEAT 20・G1クラスの断熱性能を確保しました。HEAT 20・G1クラスとは、私たちの住む静岡県において、暖房を使う時期の最低室温がおおむね10℃を下回らないことを目安とした断熱性能のことです。

【断熱性を高めることで得られるメリット】
・夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます
・エアコンの効きが良くなり、光熱費の大幅削減が期待できます
・室内の温度差がなくなり、ヒートショック対策になります
・結露が発生しにくくなり、カビやダニの繁殖も抑えられます
・家中が快適で過ごしやすく、心身をすこやかに保てます
・省エネ効果でCO2排出量の削減に貢献します


ポイント② 地震に強い家づくり
耐震性能をさらに高めるコーチパネルで、耐震等級の最高ランク「3」を取得

当社では、大きな揺れや繰り返しの揺れに強い家をご提供するため、「コーチパネル」というパネルを使った「耐力壁」を採用。耐震等級の最高等級3で、しかも繰り返しの揺れに強い構造が自慢です。

・コーチパネルとは…
構造面材・枠材・間柱・断熱材を一体化した木のパネル。地震の揺れをパネル全体で受けとめ、モノコック構造によって揺れの力を分散させることで、圧倒的な耐震性を発揮します。

ポイント③ 認定長期優良住宅
税金の控除や補助金利用などのメリットも!

末永く安心して暮らせる「長期優良住宅」の認定を取得
長期優良住宅とは、耐震性・省エネ性(断熱性)・劣化対策(耐久性)・維持管理などの面で国の基準をクリアし、認定を取得した住宅です。長期優良住宅なら、ローン減税や固定資産税、贈与税などの税金の控除を受けることができ、補助金も利用できます。

Yさんご夫婦の完成時のインタビューをブログで公開しています。そちらもぜひご参考ください。

(後編に続く)

施工写真はこちらです。

文:内海建設 代表取締役 内海 明

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