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岡田 2020.04.20
昨年の秋に勉強会に行ってきました
菊川市の内海建設です。
当社には、新築だけでなく、リフォームのご相談にみえるお客様もたくさんいらっしゃいます。
昔の家と今の家とでは、快適性や機能性が大きく異なります。そのため、リフォームで単に建物を改修することだけでなく、今のご家族のライフスタイルに合わせて、快適で便利な暮らしをご提案できるよう心掛けています。
そこで、皆様により良いご提案ができるよう、知識とスキルの向上を目指して、昨年の秋に東京都新宿区にある「LIXIL快適暮らし体験・住まいStudio」を見学してきました。
「住まいStudio」は、すこやかで快適な住まいを体感できる新しいスタイルの体感型施設です。施設内は主に次のゾーンで構成されています。
【Studio‐冬‐のゾーン】
このゾーンには、冬の外気温を想定した空間内に、「昔の家(昭和55年基準)」、「今の家(平成28年基準)」、「これからの家(HEAT 20 G2)」という3つの家が設けられています。
3つの家は、各時代に即した窓や壁、断熱材が使われていて、それぞれに性能が異なります。
そして、それぞれの家の窓際の寒さや結露の状況、室内の温度ムラ、部屋間の温度差といった快適性の違いを、サーモグラフなどを使って比較・体感することができます。
建物の壁を断面にして見せているコーナーもあり、それぞれの断熱のしくみを目で見て比較できます。
また、冬の屋外を想定した0℃の空間から3つの住宅をサーモグラフで観察することもできます。サーモグラフの色の違いを見ると、昔の家とこれからの家とでは、快適性に大きな違いがあることを視覚的に理解できます。
たとえば、昔の家は、サッシが1枚ガラスで断熱性能が低かったため、冬は寒くて結露がしやすいのに対し、今の家、これからの家と、時代が進むにつれてサッシや断熱材の性能もよくなり、これまで問題視されていたヒートショックの心配がなく、すこやかで快適な住まいが実現します。
昔の家では、冬になると長袖を着て厚着をし、炬燵に入って過ごすのが一般的なのに対して、これからの家は冬でも半袖を着て活動的に過ごす・・・というように、生活スタイルの変化もイラストで一目瞭然にわかるようになっています。
【Studio‐夏‐のゾーン】
夏のゾーンでは、真夏の日差しを再現したリビングで、南からの強い日差しや強烈な西日を体感できます。
また、屋根や天井の断熱の度合によって快適性に大きな違いが生じることがパネル展示などでわかりやすく解説されていて、実際の日差し対策やその効果を体感できます。
【Studio‐窓‐のゾーン】
LIXILには、素材も用途も形状も多種多様なサッシがありますが、このゾーンでは、それぞれの素材の熱の伝わりやすさや強度、フレームの材質やガラスの違いによる窓の断熱性能などを、実際に目で見て、手で触れて、体感できます。
地球温暖化や高齢社会などを考えると、これから家族が末永く健康・快適に暮らすためには、住まいの温熱環境を快適に保つことがとても重要です。
今回、「住まいStudio」を見学したことで、住まいの温熱環境に対する新たな知識を得られただけでなく、これまで頭の中にあった知識や考え方を整理することもできました。
それがお客さまへの説明スキルの向上にもつながり、これからはもっときちんとした形で温熱環境対策の必要性をご説明できるのではないかと思います。
「住まいStudio」にご興味がおありの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。
■「住まいStudio」のご紹介
【所在地】 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー7階
【営業時間】10:00~17:00
【予約方法】完全予約制。見学をご希望の場合には当社にお問い合わせください。
【休館日】 毎週水曜日(祝祭日の場合は営業)、夏期、年末年始
【ホームページ】 http://www.lixil.co.jp/s/sumai_studio/