NEWS & EVENT

お知らせ 2019.11.08

「片付け」術-1

「片付け上手は老い上手」
というシンプルなこの事実。
そうだなぁと思いました
この新聞記事

 今の家に住み続けるつもりだったけど、「小さい家に住み替えたい」と気が変わることはよくあります。
心身の衰えで引っ越さざるを得なくなったり、身内も含めた周囲の事情によって違う場所で暮らす必要に迫られたりすることもあります。

 私は、高齢者施設に入る方の物の整理をお手伝いすることも多いのですが、70代や80代での引っ越しは、本人はもちろん、家族にとっても本当に大変な作業です。

 物が乏しい時代を生き抜いてきたシニアの方はなかなか物が捨てられず、処分するのに60万円もかかった人もいました。どうしても処分できず、施設への入居を諦める人も珍しくありません。

 12から14畳ぐらいのワンルームタイプの高齢者住宅に転居する場合、持って行ける家財道具の総量を具体的な荷物で言うと、整理だんす1さお、シングルベッドか布団1組、天板の長さ70センチのテーブル、いす1~2脚、小さな食器棚、テレビ、電子レンジ、2ドア冷蔵庫、洗濯機、そして衣類や食器などの身の回りの物で、段ボール箱20個分といったところです。

 「人生IOO歳」と言われる時代、私は「片付け上手は老い上手」とお伝えしています。年齢を重ねるごとに、物との付き合い方を洗練させ、毎年少しずつ物を減らしていく。そうすることで、身も心もすっきりして、本当に好きな物、大事な物だけに囲まれて楽しく元気に生き切ることができるようになります。

 片付けの仕事を始めて21年がたち、私も70歳を過ぎましたが、いまだに物の整理や収納の奥深さを発見する毎日。そんな中、しみじみと感じているのが、 「片付け上手は老い上手」というシンプルな事実です。この連載を、皆さんが老い上手への道に一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたらと願っています。

引用資料はここから(宮城美智子・収納コーディネーター)

お問い合わせ