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社長 2021.04.24

内海建設の歴史【7】

皆様、こんにちは。
内海建設、社長の内海です。
久しぶりに「内海建設の歴史」の記事を投稿したいと思います。
今回は、リフォームショップを立ちあげた当初を振り返ります。

■リフォームショップを立ち上げた理由
私が代表取締役を父から受け継いでまもなく、イナックスのリフォームショップの開設と、社屋の移転を計画しました。
リフォームショップを立ち上げようと思った理由は、代変わりをしたばかりで社内がまだバタバタしていた頃、OBのお客様に、「内海建設さんは最近、家を建てたら建てっぱなしで、全然顔を見せてくれなくなったね」と、ご指摘を受けたのがきっかけです。
それから私は猛省し、その後は御用聞きのような形でOBのお宅を訪ね、アフターフォローに力を入れるようになりました。
そして、さらにメンテナンス機能を充実させるために、平成6年(1994年)10月にイナックスのリフォームショップを開設しました。

リフォームショップ「ライファ菊川」は、イナックスのフランチャイズ店です。当時の菊川~掛川近辺にはまだイナックスのフランチャイズが1店舗もなく、ネームバリューがあるので宣伝効果が高いだろうと思ったのと、リフォームのノウハウをもっと学びたいと考えて、加盟することを決めました。

現在は「LIXILリフォームショップUTSUMI」に名称が変わりましたが、当時から現在に至るまで、当社は菊川~掛川地域で唯一のLIXILのリフォームショップです。

■リフォーム専任スタッフの入社
リフォーム部門を立ち上げる際には、事前に年間の業務と収支の計画を立て、これならもう1人スタッフを増やしても大丈夫だろうと考えて、人材を募集することにしました。
その結果、当社に入社したのが、現在の「LIXILリフォームショップUTSUMI」の店長の岡田です。

岡田が入社した当初はまだ新社屋を建設中でしたので、しばらくは狭い旧事務所で6名のスタッフが働いていました。岡田が入社したときには座る場所もなかったので、1人だけ2階を使って働いてもらっていました。入社早々、冷房もない部屋で1人きりで働かされて、さぞ心細かったことと思いますが、以来現在に至るまで当社をずっと支えてくれています。

リフォームショップの開設にあたって、最初に取り組んだのが「私の城下町マップ」の作成です。まず、ゼンリンの地図をコピーして畳2畳分くらいの大きさに張り合わせ、リフォーム担当の岡田や私の妻が夏の暑いさなかに地図の範囲内のお宅を1軒1軒見て回って、おおよその築年数を推測し、地図に書き込んでいきました。その地図は今もなお、お客さまのアフターフォローに役立っています。

ただ、その地図を作ってみてわかったのは、古い家ばかりがリフォームを必要としている訳ではないということです。新築してまだ数年しか経っていない家でも、カーポートが必要になったり、二世帯住宅用にキッチンをもう1セット付け足したりと、実際に住んでみてから新たに必要なものがわかり、住まいに手を加えることも多いのだと実感しました。

当時は「増改築」という言葉は知れ渡っていたものの、まだ「リフォーム」という言葉はあまり浸透しておらず、当社で手掛けていたのも、床の傷みを直すなど、木工事に関わるちょっとした修繕が主でした。

今となっては笑い話ですが、ある日電話をとったら、お客様が洋服のリフォームと間違えてかけてきたこともありました(笑)。

しかし、その後、徐々に小さな修繕工事から大型改修工事に至るまでリフォーム事業を幅広く請け負うようになり、リフォーム事業が定着していくこととなります。

その過程については、次回、当社の岡田がご説明します。どうぞお楽しみに。

文:代表取締役 内海 明

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